開催直前! ET2009速報

MCUパートナーが一堂に集結、
ネットブック市場に注力するARMの展示

上口翔子 @IT MONOist編集部 2009/10/30

2009年11月18〜20日の3日間、パシフィコ横浜で「組込み総合技術展 Embedded Technology 2009」が開催される。本稿では展示会開催に先駆け、ARMの展示内容を紹介する。(編集部)

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 2009年11月18〜20日の3日間、組み込み関連の最先端テクノロジーや基幹技術が多数集結する「組込み総合技術展 Embedded Technology 2009(以下、ET2009)」が開催される。

 @IT MONOistでは今年も特設ページを設け、展示会開催前から出展各社の見どころや今年のメイン製品などを紹介していく。

 今回はARMに今年の同社ブースの見どころを伺った。

今年のARMブースはメインブースとMCUパビリオンの2本立て

――ET2009での展示テーマは?

 今年のARMブースは、“拡大するARMエコシステム”をテーマに、例年通りARMの展示スペース「ARM Zone」と、パートナー企業9社による展示スペース「Partner Zone」を用意する。ARMを取り巻くビジネスがいかに拡大し、選択・差別化・革新を実現しているのかが分かるブース仕立てとした。

 また、今年は新たに「ARM MCU EXPO」という、MCUにかかわるビジネスに特化したブース内パビリオンを開催する。“ARM MCU EXPOで会いましょう”というテーマの基、ARMのMCU向けコアを採用している半導体メーカーをはじめ、ARMのMCUにかかわるソフトウェアやツールなど、多くのパートナー企業がブースに参加する。ブースは、実際にARMコアを搭載したMCUの普及拡大が実感できるものとなっている。

ARMブースイメージ(予定)

――出展製品概要とアピールポイントを教えてください

 メインブースでは、ソフトウェア開発者やハードウェア開発者向けに、最新のARM Cortexファミリに対応したソフトウェア開発ツール「MDK-ARM V4.0」をはじめ、解析・検証の「RealView Profiler」、ARM IPのシステム構成を最適化するツール「AMBA Designer」の最新展示を行う。

 また、展示に関するプレゼンテーションをシアターブースで1日2〜3回行う。今年も3日間通じて夕方に抽選会を行い、抽選券は朝から(ブースで)配布する。ぜひブースにお立ち寄りいただき、ARMの最新情報を入手して欲しい。

――近年の組み込み業界の市場動向や課題と、それに対するARMのソリューションについて

 拡大するMCU市場向けには、「Cortex-M1」や「Cortex-M3」などの低消費電力コアを訴求している。スマートブック(ネットブック)と呼ばれる新しい市場には、アプリケーション・プロセッサ「Cortex-A8」や「Cortex-A9」など、ARMは市場の要求にあわせて幅広いソリューションを用意している。また、ARMの開発ツール群「RealView」は、コンセプトから最終製品の市場化まで、開発プロセス全体に対応するソリューションだ。RealViewの各製品は、ARMのIPの性能を最大限に発揮させるよう、ARMのハードウェアIP、ソフトウェアIPと緊密に並行して開発されている。

MCU向けコアCortex-M3

――組み込み専門展として注目が高まるET2009。ARMがこの展示会に期待するものは?

 毎年出展しているが、今年もさらなる来場者の増加と、専門展としての来場者の質の向上を期待している。ビジネスにつながる経営者層の来場のために、魅力ある各種セミナーを実施していただきたいと思う。そして、出展社に対するサポートにも力をいれていただき、まだARMを知らない来場者へも、ARMのプレゼンスをさらに強調できるような仕組みがあれば、さらによいと思う。

――昨年(ET2008)と今年(ET2009)とでの出展内容の違い

 今年もARMは展示会最大級のブースで出展する。今回は、新しくMCUをテーマに、ブース内にARM MCU EXPOを設けることで、ARMのMCUパートナー25社が一堂に会する機会を設けた。ARMのMCUパートナーが一度に集まるのは今回が初めてで、ARMのMCUの広がりを実感いただけるものとなっている。MCU EXPO専用シアターブースが新設されることで、メインシアターとMCUミニシアターの2つになり、より多くの情報を来場者様に提供できるようになった。

――2009年組み込み業界最大のトピックスは?(注目したトピックスは?)

 9月25日にシャープより発売されたLinux搭載のモバイルインターネットツール「NetWalker」など、スマートブックと呼ばれるコンセプトの登場は今年業界全体で大きく注目され、ARMも注目しているマーケットの1つ。このNetWalkerは、CPUにFreescale i.MX515(ARM Cortex-A8アーキテクチャ 800MHz)を搭載している。今後もARM Cortex-A8やCortex-A9など、ARMの高性能アプリケーション・プロセッサを搭載した同様の製品が、さまざまな企業から発売されることを期待している。


展示会名
組込み総合技術展 Embedded Technology 2009(ET2009)
開催日
2009年11月18日(水)から20日(金)
会場
パシフィコ横浜
ブース番号
B-31

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