NXPセミコンダクターズ、技術説明会開催

LED照明は今後2〜3年で一般化する!?

2009/3/5

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 NXPセミコンダクターズジャパンは2009年3月5日、同社のパワーマネジメント製品に関する技術説明会を開催。その中で、同社の電源向け制御ICが得意とする分野の1つとして、昨今注目が集まっているLED照明向けドライバ製品について、現状と今後の展開を紹介した。

 LED照明は、現在一般家庭で広く普及している白熱電球が2011年に廃止することに伴い、電球型蛍光灯や有機EL照明とともに高効率かつ低消費電力な次世代照明の1つとして期待されている。東芝やパナソニックを始めとする各メーカーが白熱電球の製造停止を発表しており、イオンなどの大手販売元も取り扱いをやめる方針を打ち出している。


NXPセミコンダクターズジャパン
パワーマネジメントFAE
山本 直樹氏

 同社 パワーマネジメントFAEの山本 直樹氏は「LED照明は、始まったばかりの市場で、各社が製品投入を進めている段階。しかし、そのほとんどが白熱電球に比べ高価であったり、一般の方々になかなか触れる機会がないというのが現状です。そして、本格的にLED照明というものが市場に流れ認知され始めるのが今後2〜3年の間だと見ています」と述べ、同社としては、現在販売している蛍光灯用バラストドライバICおよび電球型蛍光灯用バラストドライバICに加え、新たに60Wの電球型蛍光灯に特化したドライバ製品とLED照明向けのドライバ製品を提供していく考えを示した。

 電球型蛍光灯用ドライバ製品(UBA2024P)は、スイッチングFETや電球を構成する各周辺部品を内蔵しており、このドライバにトランスやコンデンサといったIC上に集積することが不可能な部品を少数(最大で19点)を追加するだけで、電球型蛍光灯を構成できるという。すでに国内の大手照明メーカーで採用されており、今後の60Wタイプから100Wタイプまで対応できるよう拡張していくという。

 LED照明向けドライバとしては、SSL152xとSSL2101という2製品の展開を進めている。SSL152xは、スイッチング用の高耐圧MOSFETを内蔵し、電球の口金(くちがね)やAC100Vから直接LEDをドライブできる電源として動作する。LEDを使用しているため、ショートで破損する可能性を考慮した絶縁型と、より高効率を目指した非絶縁型の2タイプの回路を用意しているという。バレースイッチングというスイッチング損失を最小化させる技術を採用することで、LEDドライバとしての効率を最大化させていることが特徴だという。

 SSL2101は、基本構成はSSL152xと同様で、より深く調光を絞れるといった特徴を持つ。少ない電力で暗いスペースを照らすことが可能だという。SSL152xに比べ、約5%効率が向上し、部品の集積度も向上している(SSL152xが88点に対し、SSL2101は121点の部品を集積している)。

 液晶テレビ向けのLEDバックライト製品も提供している同社では、今後LED照明分野としては、LEDバックライト、汎用照明の順に普及していくと予測している。



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(@IT MONOist編集部 上口翔子)

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