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アナログ・デバイセズは2009年6月29日、同社が注力事業の1つとして掲げる高周波無線用(RF) IC事業に関する事業説明会を開催した。
昨今、WiMAXやLTEといった次世代の通信規格が制定される中で、基地局用ICの仕様はより高度なものとなっている。また民生用機器を始めとする各機器間のワイヤレス通信アプリケーションも多様な広がりを見せており、RF ICに対する性能やコスト要求もこれまで以上の高まりを見せている。
同社では、15年以上にわたりこうしたブロードバンド製品におけるRF ICの開発・提供を行っており、「RF製品の品揃えは世界随一。性能もトップレベルだ」(同社 RF IC事業部 兼 ネットワーキング・コンポーネンツ事業部 ヴァイス・プレジデント ピーター・リアル氏)と述べるほど、同事業に力を入れている。同社昨年度の売り上げを見ても、通信分野は同社が注力している市場の中で最も高い成長率を記録したという。
同社が考えるブロードバンド対応のRF ICとは、広範な動作信号周波数範囲での使用ができ、さまざまな周波数帯域および用途に対応していることだという。「最終製品の製造時に出る課題や要望を把握し、そこに対する付加価値を付ける。現場にニーズを反映することで、技術力の高い製品を提供する」とピーター氏。市場としては、基地局/アクセスポイントなどの無線インフラおよび産業用計測機器、医療機器、軍事用無線システムなど。
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アナログ・デバイセズ RF IC事業部 兼 ネットワーキング・コンポーネンツ事業部 ヴァイス・プレジデント ピーター・リアル(Peter Real)氏
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ブロードバンドに対応する同社製RF IC製品群の特長は、6GHzを超える周波数帯と一般に使用されている周波数帯のすべてに対応していること。また、全温度範囲、電源、ゲインなど、使用環境に適した特性が出せることも強みの1つだという。
また同社では、ホームページ上から無償でダウンロードできるRF IC製品選定時に役立つPLLシンセサイザの特性シミュレーションツール「ADIsimPLL」およびトランシーバのシグナル・チェーンシミュレーションツール「ADIsimRF」も提供している。「こうしたツール群を使用していただくことで、設計プロセスの短縮が図れる」(ピーター氏)という。
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設計用シミュレーションツール「ADIsimRF」
RFシグナル・チェーンで、カスケード接続時のゲイン、雑音指数、IP3、P1dB、全消費電力などのパラメータを計算できる。同社製品の場合は、選択すると自動で各数値が表示され、他社製品についても必要な値を手入力することで、シミュレーション可能 |
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