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モデルのレベル=完走率
本部モデル部門審査員の太田 寛氏(マイクロソフト)はモデルを作る際に基本となる構造について解説した。
「UMLには、クラス図、オブジェクト図、パッケージ図、コンポーネント図、コンポーネント構造図、配置図という6つのモデルがあります。しかし、ほとんどのチームがクラス図を描いています。おそらく描いてみて『うん、よく分からん』という人も多かったのではないでしょうか」(太田氏)
「オブジェクト指向のプログラミング言語(C++やJava)で実装する場合、構造の単位はすべてクラスとして定義します。そしてクラス図はプログラムコードの構造を忠実に記述したものですので、実装より前に、要求、仕様、設計を作ります」(太田氏)
太田氏はクラス図を描く際のポイントとして以下3点を挙げた。
- 要求の背景にある概念間の関係を明確にすること
- 仕様を構成する概念と概念間の関係を明確にすること
- 実装に依存したソフトウェアの構造・構成をクラス図に反映すること
「システム全体の中で自分がフォーカスを当てたい部分をきちんと記述したクラス図を描きましょう」(太田氏)
今年の講評については、「1次審査に通過したモデルはどれが優勝してもおかしくないものでした」と述べ、ほかの審査員同様にモデルの質が年々上昇していることを報告した。
正しいユースケースとは?
最後に、技術審査員の菊池 知彦氏(エヌアイデイ)から、ユースケース図の描き方について気になった点が述べられた。
「モデル審査では“振る舞い”“構造”“機能”の3つが入っているかがポイントとなります。今年はその中で機能面、つまりユースケース図の描き方について気になった点があります」(菊池氏)
- 矢印の表記が不正であった
- 機能分析ではなく、構造分析になっていた
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(クリックで画像が拡大します) | (クリックで画像が拡大します) |
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| 本来extendであるべきものが、includeであったりした。矢印の向きが逆になってしまうと、どちらが基本なのか分からなくなってしまう
| 図の左側は構造のクラス図、右側はユースケースである。一見色がそろっていて対応している印象を受けるが、順序が逆になってしまっている
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「きちんと意味を理解し、正しいユースケース図を描きましょう!」(菊池氏)
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次回は番外編として、2008年8月31日に行われた小中高生によるロボコンの世界大会「WRO2008国内決勝大会」の模様をレポート。今年の世界大会は初の日本開催と、こちらも目が離せない!
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