開催直前! ESEC2009速報

開催直前! ESEC2009速報

“非ケータイ”で輝くAndroidの秘めたる可能性

八木沢 篤 @IT MONOist編集部 2009/4/23

2009年5月13〜15日の3日間、東京ビッグサイトで「第12回 組込みシステム開発技術展(以下、ESEC)」が開催される。本稿では展示会開催に先駆け、富士通ソフトウェアテクノロジーズにESECの見どころを伺った。(編集部)

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Androidを
携帯電話以外の組み込み機器に!!

 昨年(2008年)11月に開催された組み込み技術の総合展示会「Embedded Technology 2008(以下、ET2008)」で富士通ソフトウェアテクノロジーズ・ブースに立ち寄られた方、もしくは@IT MONOistで掲載したET2008イベントレポート「インテル、『Atom』を武器にアミューズメント市場へ」をご覧になった方であればご存じのことと思うが、富士通ソフトウェアテクノロジーズは携帯電話機向けプラットフォームとして知られている「Android」を携帯電話以外の組み込み機器に適用する取り組みを行っている。

 すでに具体的なサービスとして、組み込み機器のプラットフォームにAndroidを採用しようと検討している顧客に対し、「組込みサービス for Android」の提供を開始(2009年1月29日発表)。さらに、DLNAガイドラインに準拠した情報家電分野の開発を支援する「DLNAワンストップサービス」では、DLNAプロトコルスタックの提供やAndroid上のアプリケーションと接続するインターフェイス設計、開発などのサポートを行っている(2009年3月17日発表)。

Androidの秘めたる可能性

 「Androidは携帯電話向けのプラットフォームとして注目を集めているが、携帯電話以外の組み込み機器のプラットフォームとしての可能性を秘めている」と、同社 組込みシステムグループ 組込みシステム事業部 技術営業部 部長 細川 勲氏は語る。

 
富士通ソフトウェアテクノロジーズ
組込みシステムグループ
組込みシステム事業部
技術営業部 部長 細川 勲氏
 

 ESECでは、携帯電話以外の組み込み機器への展開イメージとして、Androidをプラットフォームに採用した「デジタルフォトフレーム」と「車載向けナビゲーション」のデモンストレーションを用意しているという。

 デジタルフォトフレームに関しては、スライドショーとホームネットワークの連携部分にミドルウェアを用意。携帯電話以外の組み込み機器で必要となる機能、足りない機能をミドルウェアで補完することで対象のデバイスに合った付加価値を与えているとのこと。また、車載分野へのアプローチとして、Googleマップを使わず、地図コンテンツメーカーと共同でAndroidを使ったナビゲーション・システムを準備しているという。

 「これまで他社に先駆けて行ってきた“Androidを組み込み機器へ”という取り組みについて、今回のESECではより具体的なデバイス、つまり製品イメージをつかみやすいプロトタイプを用意している。実際に、評価ボード+富士通ソフトウェアテクノロジーズのソリューション+Androidの組み合わせを見て・触れてもらい、簡単に新しい組み込みデバイスが作れるという可能性を感じてほしい」(細川氏)。

 デジタルフォトフレームと車載向けナビゲーションのデモンストレーション以外にも、情報家電やハンディ端末などへの適用についてのパネル展示も行われる予定だ。このように、富士通ソフトウェアテクノロジーズ・ブースでは、それぞれのデバイスの特長に合わせたAndroidの適用イメージを見聞きできる。

 また、実際のデバイスをイメージした展示・デモンストレーション以外にも、Androidアプリケーションの開発で使えるJava言語対応の静的解析ツールを参考出展するという。「Androidを載せた組み込みデバイスの開発では、Java言語で携帯電話向けのアプリケーションやゲームを開発するなど、ほかの組み込みシステムと同様に品質確保が重要な課題となる」(細川氏)。

 さらに、ESEC開催2日目に行われる専門セミナー「ケータイから進化するAndroidの実際[ES-25]」の中で、細川氏が登壇(5月14日 午後1時20分から)。「Android:組込みプラットフォームとしての可能性」をテーマに、Androidの基本から組み込み機器へ採用するためのポイントなどについて講演するという。

 本稿では、富士通ソフトウェアテクノロジーズ・ブースの目玉であるAndroid関連の取り組みを中心にお届けしたが、おなじみのソースコード静的解析ツール「PGRelief」の最新版の参考出展や、Windows Embedded Partnerにおけるゴールドパートナーとして培ってきたノウハウを生かしたWindows Embedded CEの高速起動デモンストレーション(2009年4月21日発表:マイクロソフト・ブース[東43-26])など、同社の新製品・新技術への取り組みについても披露される予定だ。

展示会 第12回 組込みシステム開発技術展(ESEC2009)
開催日 2009年5月13日(水)から15日(金)
会場 東京ビッグサイト
ブース番号 東47-32

専門セミナー ケータイから進化するAndroidの実際
「Android:組込みプラットフォームとしての可能性」
日時 2009年5月14日(木) 午後1時20分から4時10分
セミナー番号 ES-25
講演者 富士通ソフトウェアテクノロジーズ
組込みシステムグループ
組込みシステム事業部 技術営業部
部長 細川 勲氏

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