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CAN、LIN、FlexRayなどの車載ネットワーク設計・開発ツールや車載用の組み込みソフトウェア製品を数多く有するベクター。
ESEC2009では、
の3つをメインテーマに展示・デモンストレーションを行うという。今回、同社 開発ツール部/インターフェイス部 チームリーダー 佐藤 秀樹氏にESECの見どころについてお話を伺った。
ECUテストソリューション
「厳密なECUテストを行うには、ECUのネットワーク通信テストだけではなく、センサやアクチュエータなどのI/Oインターフェイスのテストも行わなければならない」と佐藤氏はいう。
“厳密なECUテスト”に対する同社の答えとして今回のESECで、ECUテストの実行や合否判定、テスト結果のレポート作成を自動化するツール「CANoeテスト機能」(注)と、車載ECUテスト用のI/Oモジュール「VTシステム」とを組み合わせたECUテストソリューションの展示・デモンストレーションを披露する。
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画像1 CANoeテスト機能とVTシステムとの接続イメージ(出典:ベクターのHP掲載画像) |
| ECUのI/OラインはVTシステムに接続され、必要に応じてセンサやアクチュエータに接続。PCにCANoeがインストールされている場合は、産業用Ethernetプロトコル「EtherCAT」を利用してVTシステムと接続できる。 |
| 注:「CANoe」とは、ベクターが開発した車載ネットワーク(CAN、LIN、MOST、FlexRay、J1587)とECUの開発・テスト・シミュレーションを行うためのツールのこと。「CANoeテスト機能」はCANoeが提供する機能の1つ。 |
VTシステムとは、負荷・計測モジュール「VT1004」と、スティムレーション(刺激)モジュール「VT2004」からなり、リレースイッチ(短絡など汎用的に使える)や信号処理回路などテストに必要な各種コンポーネントをボード上に統合。自動車分野で一般的に使用されている高電流(1チャンネル16A)・電圧レンジ(±32V)に対応した車載ECUのI/Oテスト用のハードウェアだ。VT1004は、最大4チャンネルのECU出力(サーボモータやランプなどのアクチュエータへの出力)に接続可能で、負荷をシミュレーションするための可変電子負荷用の回路を実装。一方のVT2004は、最大4チャンネルのECU入力(温度プローブやスイッチなどのセンサ入力)に接続可能で、抵抗/電圧/PWMの発生を行うECUのセンサシミュレーション用回路が実装されている。
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画像2 上が「VTシステム」、左下が「VT1004」、右下が「VT2004」(出典:ベクター提供画像) |
| VTシステムは、机上で行うような小規模なテストセットアップから大規模なテストベンチまで柔軟に対応する。 |
同社ブース[東47-2]では、「フロントライト・コントロール・ユニット」のテスト環境を用意し、実際にCANoeテスト機能とVTシステムを用いたECUテストのデモンストレーションが行われる予定だという。
「CANoeはECUの通信ネットワークのテスト・シミュレーションツールとして認知されているが、VTシステムと組み合わせることでECUの通信テストから機能テストまでを行えるようになる。ブースではVTシステムによるECUのI/Oの制御や、CANoeテスト機能を用いたテストの自動実行の模様などを見ることができる」と佐藤氏。一般的な組み込みシステムよりもテスト項目の多い車載ECU開発において、工数削減や効率化を検討されている方は、ベクターのブースで詳しく話を聞いてみてはいかがだろうか。
AUTOSARソリューション
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| 画像3 ベクター・ジャパン 開発ツール部/インターフェイス部 チームリーダー 佐藤 秀樹氏 |
@IT MONOistの記事「AUTOSAR適用の『現実解』を提供するベクターの役割」で紹介したとおり、同社はAUTOSARのプレミアムメンバーとして名前を連ね、仕様の策定と検証に携わっている。
同社ブースでは、AUTOSAR準拠の上流設計ツール「DaVinci Network Designer」「DaVinci Developer」や組み込みソフトウェア製品「MICROSAR」「DaVinci Configurator Pro」など、自動車メーカーから電装メーカーにまたがるECUソフトウェア開発を全面的にカバーするAUTOSARソリューションについての展示が行われる。
AUTOSARの適用を決めかねている方や具体的にAUTOSAR適用を検討しはじめている方はぜひ同社ブースに足を運ばれたい。AUTOSARの仕様を熟知しているベンダと直接話せる絶好の機会になることは間違いないだろう。
組み込みソフトウェア
また、長年培ってきたCAN通信における技術・ノウハウを生かして、同社は車載用通信ソフトウェア「CANbedded」をはじめとする組み込みソフトウェア分野にも力を注いでいる。
ESECでは、CANbedded以外にも、CANopen用の組み込みソフトウェア「CANopen スレーブソースコード」や、キャリブレーション用プロトコルXCP/CCPのミドルウェア「XCP/CPPドライバー」などが紹介されるという。「これまでは、組み込みソフトウェアに関する展示をあまり行ってこなかった。今回は、組み込みシステム技術者を対象にしたイベントということもあり、ベクターが取り組んでいる“組み込みソフトウェア”製品についても広くアピールしたい」(佐藤氏)。
◇
同社の取り組みに興味を持った方、あるいはECUや車載ネットワークの設計・開発で課題を抱えている方はベクターのブースに立ち寄ってみてはいかがか。きっと、CANをはじめとする車載ネットワークの設計・開発、ならびにAUTOSARの仕様に精通している同社ならではの技術・ノウハウを見聞きすることができるだろう。
| 展示会 | 第12回 組込みシステム開発技術展(ESEC2009) |
| 開催日 | 2009年5月13日(水)から15日(金) |
| 会場 | 東京ビッグサイト |
| ブース番号 | 東47-2 |
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