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ウェルビーンは2008年5月12日、周辺ペリフェラルを拡充したマルチコア・マルチOS開発環境のリファレンスボードおよび仮想マシンモニタ(以下、WB-VRT)を開発し、μITRONとLinuxとを同時に動作させる技術開発が終了したことを発表した。
同社が開発したリファレンスボードは、Virtex-5 SXTを実装したザイリンクスのML506をベースにGigabit Ether、UART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)をそれぞれ4つずつ搭載したもので、MicroBlazeソフトプロセッサを複数実装することによりマルチコアを実現。従来のESL(electronic system level)ツールを中心とした開発環境に比べて低コストで最終ターゲットに近い動作速度での機能検証、プロトタイプが実現できるという。
また、MicroBlazeのスケーラブル性を生かしたマルチOS実行環境を容易にするWB-VRTソフトウェアモジュールも開発し、μITRONとLinuxを同時に実行するハイブリット環境を実現した。μITRON上のTCP/IPスタックは、データテクノロジーの「Cente」ミドルウェアパッケージを使用している。現在、動作しているのはμITRONとLinuxのみだが、ほかのリアルタイムOSとの組み合わせも可能としている。
同社 代表取締役 橋本竜也氏は「今回、ザイリンクスのシリコンプラットフォームを利用することにより短期にプロジェクト目標を達成することができた。今後弊社が得意とするFA(Factory Automation)市場のみならずマルチコアの要求が高まっているカーエレクトロニクスや民生市場においても“ザイリンクスデバイス+MicroBlaze+WB-VRT”の持つ柔軟性が有効になってくるだろう」と語る。
なお、同社は2008年5月14日から16日まで東京ビッグサイトで開催される「第11回組み込みシステム開発技術展 (ESEC)」に出展。本リファレンスボード上でDual構成のMicroBlazeで複数OS(μITRON、Linux)を動作させるデモを行うという。
| 展示会名 | 第11回 組込みシステム開発技術展(ESEC2008) |
| 開催日 | 2008年5月14日(水)から16日(金) |
| 会場 | 東京ビッグサイト |
| ブース番号 | 東34-50 |
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