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2008年7月30日、東京エレクトロン デバイスはJavaプロセッサおよびJavaモジュールの専業メーカー米aJile Systems(以下、アジャイルシステムズ)と販売代理店契約を締結。製品の取扱いを開始したことを発表した。
組み込み分野において、Javaはセキュリティ性の高さからネットワーク機器のアプリケーションソフトウェアとして注目されている反面、従来のプロセッサを使用した環境でJavaプラットフォームを構築する場合、Linuxをはじめとする汎用OSやJVM(Java Virtual Machine)など高額なプラットフォームを必要とするだけでなく、消費電力が多い、リアルタイム性が不十分といった問題を抱えている。
こうした課題に対して、リアルタイムにJavaバイトコードを最適化するプロセッサ技術の特許を有するアジャイルシステムズは、低コスト・低消費電力のJavaプラットフォームを構築するための製品を開発している。
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| 画像1 Javaプロセッサ「aJ-100」 |
100%JavaベースのリアルタイムカーネルとJavaバイトコードを実行するハードウェアJVMユニットをプロセッサに実装することで、汎用OSおよびソフトウェアJVMを不要にしたJavaプロセッサ「aJ-100」は、アジャイルシステムズの主力製品の1つ(画像1)(画像2)。同製品により、メインメモリやフラッシュメモリの使用容量を最小限に抑えることができ、ソフトウェア/ハードウェア双方のコスト削減を可能にすると同時に低消費電力化を実現できるという。また、ハードウェアJVMユニットの搭載により、Javaバイトコードをダイレクトに実行。処理速度とリアルタイム性(1μ秒以内での割り込み応答が可能)の向上が図れるとのこと。
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| 画像2 「aJ-100」のブロック図 |
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| 画像3 Javaモジュール「JNIB-L」 |
さらに、前述のJavaプロセッサaJ-100を搭載したJavaモジュール「JNIB-L」を開発(画像3)。各種センサやアクチュエータ、アプライアンスなどからのデータをリアルタイムに処理し、ネットワークへの送信を可能とする。これにより、異なるプラットフォーム間でのシームレスなネットワーク接続を実現するという。
アジャイルシステムズは、LCDコントローラや10/100BASE-Tイーサネットコントローラ、およびUSB2.0コントローラなどを内蔵したJavaプロセッサ「aJ-102」の量産開始を2008年Q4に予定(画像4)。販売代理店である東京エレクトロン デバイスは、電力・ガスなどの社会インフラ監視システムやホームオートメーション、RFID(Radio Frequency Identification)などM2M(Machine-to-Machine)市場向けエッジコントローラをターゲットとして拡販していく予定だ。
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| 画像4 「aJ-102」のブロック図 (画像をクリックすると拡大表示します) |
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