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| 追記:2006年9月26日 本記事から約2年後、あらためて最新事情をまとめた 組み込みLinux最新業界動向2006 を公開しました。併せてご覧ください。 |
組み込み業界の動向
あらゆるサービスや機器が相互に接続可能となるユビキタス・コンピューティングの世界では、PCや情報端末ばかりでなく家電製品にもコンピュータが内蔵される。このような組み込み機器を製造する現場で、Linuxの採用が注目を集めている。本稿では、組み込み業界の動向を紹介するとともに、その中でのLinuxのポジションを解説する。
組み込み機器とは?
組み込み機器についてはさまざまな定義があるが、ここでは、
| PCとは異なり自律して動作する |
または、
| キーボードやマウスなどよりもユーザーフレンドリーなユーザーインターフェイスを持つ |
機器を想定する。表1に挙げた例でイメージしていただきたい。
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この中でも、携帯電話や薄型テレビ、DVD/HDDレコーダ、カーナビ、デジタルカメラなどの情報家電機器が、出荷台数や売り上げ規模から特に注目されている。
このような組み込み機器は、表2に示すような、PCとは異なる特徴を持っている。
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しかし、組み込み機器で求められるアプリケーションの著しい高性能化に伴い、以下のようなPCと共通の要件も求められてきている。
- ネットワーク機能
- 表現力豊かなグラフィカルユーザーインターフェイス
- マルチメディア対応(JPEG、MP3、MPEG4、MPEG2、WMA、……)
データで見る業界動向
機器の高機能化に合わせて、採用されるプロセッサは32bitのものが主流となるとともに、ソフトウェアの開発量は著しく増加し続けている。一方、競争力のある製品を投入するために、開発サイクルは短縮される傾向にある。このような状況で、従来のアセンブリ言語による開発は困難であり、ソフトウェアの生産性を向上させる目的でOSの重要度が増してきた。
これを裏付けるデータが、社団法人日本システムハウス協会(http://www.jasa.or.jp/)と社団法人トロン協会(http://www.assoc.tron.org/jpn/)により提供されている。
「2003年度 組込みシステムにおけるリアルタイムOSの利用動向に関するアンケート調査報告書」によると、「組込みシステムに使用したプロセッサ」の61.4%を32bitプロセッサが占めている。また、「組込みシステムに組み込んだOS」で主要なものは、ITRON仕様OSが32.7%、Linuxが13.3%、VxWorksが7.8%、Windows系が5.7%、自社用独自が8.2%、そしてOSなしが21.1%となっている。このうち、Linuxは前年比2.4ポイントの増加(2002年度10.9%→2003年度13.3%)で着実にシェアを伸ばしており、評価と試作の段階を終えて製品への搭載が進んでいる。
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