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本連載では、2006年後半リリース予定の「Windows CE 6」について、そのアーキテクチャから新しい開発手法まで紹介します。
第1回では、Windows CE 6の強化点を現行バージョンであるWindows CE 5.0との比較を交えて解説します。ただし、本稿は2006年5月に公開されたWindows CE 6ベータ版を基にしており、製品版では若干変更される可能性があることをご了承ください。
序論:Windows CEの概要
Windows CE 6の説明をする前に、Windows CEの歴史とOSの位置付けを説明します。
Windows CEの最初のバージョン(1.0)がリリースされたのは、約10年前の1996年11月でした。その後、約2年に1回のペースでバージョンアップが行われ、2004年8月に現行バージョンであるWindows CE 5.0がリリースされました。
また、Windows CEをベースとした特定用途向けのOSがリリースされています。
- Windows Mobile(Pocket PC、Smart Phone)
PDA、携帯情報端末向け
- Windows Mobile software for Portable Media Center(PMC)
動画、オーディオ再生用端末向け
- Windows Automotive
カーナビケーションシステムなどの車載端末向け
国内外を問わず、これらのOSを採用した製品が数多く発表されています。そして、Windows CEのバージョンアップに伴って、これらのOSもバージョンアップしています。
Windows CE自体も組み込み向けOSとして家電製品、業務端末、工業機器などに幅広く採用されています。Windows CEはリアルタイム機能をサポートしており、割り込みに対して即時に反応することが要求されるシステムにも利用可能です。
ちなみに、Windows CEの開発コードネームは、初期は樹木名、後期はシングルモルトウイスキーの名前が付けられているようです。Windows CE 5.0は、開発コードネーム「Macallan」と呼ばれていました。そして、Windows CE 6は「Yamazaki」と呼ばれています。
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| 図1 Windows CEのコードネーム(「もっとプロセスを!」の声に答えたWindows CE 6より再掲) |
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