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製造業の各社では派遣社員の大量解雇が進み、人員が大幅に減ってきた。それにもかかわらず、設計開発案件の数は減ることはない。「少ない人数で、これまでのスピードを保ちながら、かつ品質を落とさない設計をすることが要求されています」とトヨタケーラム 第2事業部 部長 倉知 稔氏は話す。
今回のトヨタケーラムのブースでは、自動車分野向けCAD/CAM一体システム「Caelum III(ケーラム スリー)」の新しいバージョン「4.2」の予告を行う予定だという。ただしあくまで「低コストで高品質なトヨタケーラムのモノづくりの流れ」の中に同社製品を交える形で紹介していくそうだ。「昨年紹介したように当社の扱う製品は、結構たくさんあるのですが、それらをずらりと並べ、個々での機能をアピールすることはしません。あくまで全体としての“流れ”を提案します」(倉知氏)。
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| トヨタ式カイゼン・ノウハウで設計品質向上だ − @IT MONOist | |
いまやITツール1つ1つの能力以上に、それらをいかに連携させて効率を上げていくかが肝心となってくる。「当社のユーザーからも、単体ツールではなく、仕事のプロセスに対しての製品提案が望まれています」と倉知氏は話す。具体的な機能のリクエストとしては、金型の見込みを織り込んだ設計や、2番型の作成、現物の寸法測定データを設計に直接取り込む、などがリクエストとして多いという。
モノづくりの流れを実際に見て、見て見て!
同社ブースでは上記のようなニーズを踏まえ、CADやCAM単体の効率化ではなく、デザイン、製品設計、加工(前工程から後工程)までのプロセスを全体的に効率化し、低コスト・高品質を実現する製品を提案していく。今回のブースは、「リバースエンジニアリング」「デザイン」「加工・金型」の3コーナー構成とし、それらを連動させたデモも展開していく(図1)。
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| 図1 リバースエンジニアリングソリューション(測定データ活用の流れ) |
まず「リバースエンジニアリング(RE)コーナー」では、去年の同社ブースでも登場した3次元スキャナ「ハンディスキャン3D」(クリアフォーム社)をリバースエンジニアリングやCAT(Computer Aided Testing)、品質検査での活用例として紹介する。ハンディスキャン3Dの実演そのものは去年も行っているが、今回はこのリバースエンジニアリングで得られた3次元測定データ(メッシュデータ)が軸となり、後工程の実演にもつながっていくことが大きな特徴だ。
次の「デザインコーナー」では、上記リバースエンジニアリングコーナーで取り込んだメッシュデータに対して、高品質な面を効率的に張り込んでいく(リシェイプ)デモを行う。製品としては、同社が代理店となって販売する意匠向け3次元CAD「ThinkDesign(シンクデザイン)」(シンクスリー社製)と併せ、ハイエンド3次元CAD「CATIA」(ダッソー・システムズ社製)と連動する「CATIA 工業デザイン向け推奨パッケージ(IDG)」(ダッソー・システムズ社製)も紹介する。これまでの同社顧客は、CATIAで設計を行いつつも、デザインはほかのスタイリングCADを使われるケースが多かったという。
最後に「加工・金型コーナー」では、設計済みのCADデータをCAMに取り込み、一気通貫で高品質な加工用データ(プレス金型や成形金型などのデータ)を作成する。Caelum III(車以外の一般市場については「Caelum XXen(ケーラム ゼン)」)と、ソリッド・サーフェス融合CAM「CaelumKKen(ケーラム ケン)」を紹介する。
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| 図2 次期製品 Caelum III 4.2 3次元と2次元をシームレスに連携させた設計環境 |
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| 図3 属性付加により、図面作成や加工の効率化が可能 |
加工データを実際に試作加工機(ローランド ディー.ジー.社製)に送って切削加工する流れを実演で見せる。
上記のように、同社製品群をプロセスの中で有効活用してもらうことで、テーマである前工程から後工程までの効率化を実現させていくとのことだ。
あなたを悩ます問題も一緒にブースへ連れてきて!
「来場者さんたちの経費事情は厳しいはずです。そんな中、わざわざ出張稟議を通し、展示会に来られる方々は、具体的で切実な課題を抱えてくるのだと思います。課題に対して的確に対処してくれる製品でないと購買にも踏み切れないのではないでしょうか」(倉知氏)。今回のトヨタケーラムブースは、万全な受け入れ体制で来場者を待つとのこと。ぜひ、実務で悩んでいる具体的な課題をブースへ持ってきてほしいとのことだ。
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| トヨタケーラム 第2事業部 部長 倉知 稔氏 整理された分かりやすいお話をしてくださる倉知氏。インタビュー中には、 ジョークもたびたび…… |
同社では、その課題にぴったり合ったソリューションの提案を行う。「私どもで解決できるように、精一杯お手伝いさせていただきます。会場で完全解決できるとはお約束できませんが、その場では無理な場合は、当社の担当者が課題として持ち帰り、検討のうえ、何かしらの製品やソリューション提案をフィードバックするようにします」(倉知氏)。同社の既存ユーザーにとっても、製品への要望を直接伝えるいい機会となりそうだ。
「厳しい状況だからこそ展示会に出展し、直接お客さまとコミュニケーションを図りたいです。そこで取り込んだ意見を製品にどんどん反映し、顧客支援をしていくことが、製造業を盛り上げていくことにつながると信じています」(倉知氏)。
| 展示会名 | 第20回 設計・製造ソリューション展(DMS2009) |
|---|---|
| 開催日 | 2009年6月24日(水)から26日(金) |
| 会場 | 東京ビッグサイト |
| ブース番号 | 東2/3ホール 10-48 |
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