ホンダ電動バイクに東芝の二次電池「SCiB」が採用バイク用途としては初めての受注

東芝は、同社の二次電池「SCiB」が本田技研工業のビジネスユース向け電動バイク「EV-neo」に採用されたと発表した。バイク用途としては初めての受注となる。

» 2010年04月13日 00時00分 公開
[@IT MONOist]

 東芝は2010年4月13日、同社の二次電池「SCiB」が本田技研工業のビジネスユース向け電動バイク「EV-neo(イーブイ・ネオ)」に採用されたと発表した。「バイク用途としては初めての受注」(同社)という。

 EV-neoは電池特性を最大限に生かすため、温度や電圧などを見ながら総合的に充放電を管理するバッテリーシステムを搭載している。今回採用されたのはSCiBセルを組み合わせた電池モジュールで、長寿命/急速充放電が可能であるSCiBの特性を生かすことで、急速充電器を用いて20分で80%の充電が行えるという。

画像1 EV-neoプロトタイプ(左)とEV-neo使用イメージ(右)

 EV-neoは配達業務などを行う企業や個人事業主を対象とした電動バイクで、2010年12月からリース販売が行われる予定。バッテリーにリチウムイオン電池を、モータにはブラシレスモータを採用することで、走行時にCO2を一切排出しない高い環境性能を実現させているという。

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