「集まる」「見つめる」「楽しめる」――ARとマルチタッチが融合したデジタルサイネージESEC2011 開催直前情報!!

半導体とシステム情報機器の事業基盤を融合したエンベデッドソリューションに注力する菱洋エレクトロは、ESEC2011で「デジタルサイネージ」と「モバイル端末」をテーマにした展示デモを披露する!

» 2011年04月25日 11時01分 公開
[八木沢篤,@IT MONOist]

 2011年5月11〜13日の3日間、組み込みシステム開発に必要なハードウェア/ソフトウェア/コンポーネントから開発環境までが一堂に集結する「第14回 組込みシステム開発技術展(以下、ESEC2011)」が開催される。

 @IT MONOistでは今年もESECの特設ページを設け、注目企業の見どころ情報や新製品リリース、イベントレポートなどを多数紹介していく。

 本稿ではESEC2011開催に先駆け、半導体とシステム情報機器の事業基盤を融合したエンベデッドソリューションに注力する菱洋エレクトロの出展内容を紹介する。

“デジタルサイネージ”と“モバイル端末”をテーマにした体感型デモ展示に注目!

 エレクトロニクストータルサービスカンパニーとして知られる菱洋エレクトロは、今回のESEC2011で「デジタルサイネージ」「モバイル端末」という2つのテーマを掲げる。拡大するデジタルサイネージ市場、クラウドを活用したモバイル端末の可能性を見据えた、さまざまなバリエーションの展示デモを行うという。「前回のESEC2010では、半導体製品をはじめ、マザーボードやセンサー、通信モジュールなどを幅広く紹介しましたが、今回は“デジタルサイネージ”と“モバイル端末”の2つのテーマにフォーカスしています。それぞれのコーナーでは最新の技術を『見て』『触って』『体験』いただけます」(同社)。

 現在、菱洋エレクトロはパートナー企業と連携し、デジタルサイネージの企画設計から調達構築、そして運用保守に至るまでのソリューションをワンストップで提供している。こうした経験と実績を基に、ESEC2011の会場では、サイネージ効果を高めるテクノロジーとして、「集まる」「見つめる」「楽しめる」をコンセプトとした、AR(拡張現実)マルチタッチメディアボードの展示デモを行うという。

1.うちわを映すと2.キャラクターが自己紹介 デジタルサイネージ・コーナーのAR(拡張現実)のデモ
1.うちわを映すと(左) → 2.キャラクターが自己紹介(右)

 「AR技術は、カメラでトリガーとなる画像を認識すると、実際の映像(現実)の中に3D画像(仮想)を融合させることができるため、これまでにない演出や効果を創り出すことが可能です。また、マルチタッチメディアボードは、スマートフォンのような操作を大型ディスプレイで実現するもので、画像の再生や拡大・縮小もスムーズに行えます」(同社)。

 一方、モバイル端末については、各種CPUやOSを搭載したタッチパネル端末を展示。これらは実際に顧客ニーズに合わせたもので、業務用モバイル端末としてすぐに利用できるものばかりだという。

 近年の映像コンテンツの進化や広範にわたるネットワーク接続による便利なサービスの普及を背景に、組み込み業界においてもシステムやサービスのオープン化、高機能化が進み、さらに、これまで以上の短期開発・早期市場投入が求められている。菱洋エレクトロでは、こうしたニーズに対し、企画設計から開発期間短縮を実現するツールやモジュールの提供、開発支援などをワンストップで提供する他、デジタルサイネージのような組み込み端末+アプリケーション+ネットワークといったシステム構築にも柔軟に対応できるという。

 「ESEC2011は、スマートフォンやクラウドサービスなどのさまざまな先進技術を、組み込み業界で利用するヒントが集まる展示会になることでしょう。菱洋エレクトロのブースでは、来場者の皆さまの期待に応えることができる展示内容を取りそろえています。菱洋エレクトロの技術とトータルサービスをぜひ“見て”“触って”“体験”してください」(同社)。


第14回 組込みシステム開発技術展(ESEC2011)開催概要

会期 2011年5月11日(水)〜13日(金)
時間 10:00〜18:00(13日は17:00に終了)
会場 東京ビッグサイト
菱洋エレクトロ・ブースNo. 西展示棟 西11-22


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