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» 2011年05月12日 18時48分 UPDATE

ESEC2011で見つけた災害時に役立つ技術:【ESEC2011】災害時のプラント設備保全作業を支援するソリューションを披露、リネオ

リネオソリューションズはESEC2011で、組み込みデータベース「Mimer SQL Embedded」と無線モジュール搭載センサーを用い、プラント設備などの保全作業支援をイメージしたコンセプトデモを披露した。

[八木沢篤,@IT MONOist]

 リネオソリューションズは、現在開催中(2011年5月11〜13日)の「第14回 組込みシステム開発技術展(ESEC2011)」において、同社が提供するスウェーデンのMimer Information Technology AB製の組み込みデータベース「Mimer SQL Embedded」と無線モジュール搭載センサーを用い、プラント設備などの保全作業支援をイメージしたコンセプトデモを披露した。

 デモシステムは、パイソフトラブ製の2.4GHz帯アンテナ一体型無線モジュール「RFM24N1C-05-A」(通信プロトコルファームウェア内蔵)を搭載した各種センサー(加速度センサー、温度センサー、照度センサー)と、中継機、管理用PC、ハンディーターミナル端末(Psion Teklogix製:WorkAbout Pro G2/Windows CE 5.0搭載)で構成される。

プラント設備などの保全作業支援をイメージしたコンセプトデモ 画像1 プラント設備などの保全作業支援をイメージしたコンセプトデモ

 各種センサーと中継機/中継機とハンディーターミナル端末との間はパイソフトラブ製の無線モジュールで、中継機と管理用PCとの間は無線LAN(IEEE802.11g)で接続し、取得したセンサーデータをハンディーターミナル端末と管理用PCの画面にグラフ表示するというデモを実演していた。

ハンディーターミナル端末管理用PC 画像2、3 取得したセンサーデータをハンディーターミナル端末(画像2)と管理用PC(画像3)の画面にグラフ表示

 地震などの揺れを加速度センサーで、火災などによる異常温度状態を温度センサーで、施設内の停電などを照度センサーで検知することを想定。それらのデータをリアルタイムに本部の管理用PCや現場の作業員が持つハンディーターミナル端末に表示することで、非常時・災害時の初動活動やその後の復旧作業を、本部および現場で共有しながら迅速に対応できるようになるという。センサーデータの収集/解析にMimer SQL Embeddedが活用され、センサーデータのリアルタイム表示以外に、履歴表示やアラーム検知といったプラント設備などの保全作業を意識した機能が盛り込まれていた。

パイソフトラブ製のアンテナ一体型無線モジュールを搭載したセンサー 画像4 パイソフトラブ製のアンテナ一体型無線モジュールを搭載したセンサー(左:温度センサー/右:加速度センサー)

 「有線でセンサーを設置した場合、大きな地震などにより、断線して通信が途絶えてしまう可能性もあるが、無線モジュールであれば断線の心配もない。また、デモで使用した無線モジュールは小型・低消費電力であるため、これまで設置が難しかった場所でも容易に設置でき、外部電源不要でボタン電池や太陽電池で駆動させるが可能だ」(説明員)。

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