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» 2011年06月01日 14時51分 UPDATE

カー・ロボティクス分野の研究開発を加速:ロボットベンチャーZMPとスイスK-Team社が提携、両社製品の相互販売で合意

ゼットエムピーは、カー・ロボティクス分野の研究の加速を目指し、研究/教育用小型移動ロボットの開発・販売を手掛けるスイスK-Team社と両社商品の相互販売を行うことで合意したことを発表。

[八木沢篤,@IT MONOist]

 ゼットエムピーは2011年6月1日、カー・ロボティクス分野の研究の加速を目指し、研究/教育用小型移動ロボットの開発・販売を手掛けるスイスK-Team社と両社商品の相互販売を行うことで合意したことを発表した。

 本合意による相互販売の第1弾としてゼットエムピーは、K-Team社の小型移動ロボットKhepera(ケペラ)の最新モデル「Khepera III(ケペラスリー)」、エントリーモデルの「K-Junior(ケージュニア)」、屋外でも使用可能な中型移動ロボット「Koala II(コアラツー)」の3モデルを販売、同日より受注を開始する。価格は、Khepera IIIが32万円(税別)〜、K-Juniorが7万5000円(税別)〜、Koala IIが84万円(税別)〜となる。

 Kheperaシリーズは、移動ロボットによる高度な実験を机上で効率良く行うことが可能であるため、複数のロボットによる協調動作や、人工知能といった分野での研究に広く用いられており、世界で約4000台の販売実績を持つという。ゼットエムピーは、2009年より、多くの企業が安全かつ手軽に、次世代モビリティ・EVの研究/開発に参入できるよう、「RoboCarシリーズ」を提供してきた。今回、K-Team社の移動ロボットを販売ラインアップに加えることで、カー・ロボティクス分野の研究開発プラットフォームのさらなる拡充を図るとしている。

「Khepera III(ケペラスリー)」 画像1 「Khepera III(ケペラスリー)」

 KheperaIIIは、直径130mmのボディに10個の赤外線センサー、4個の超音波センサーを搭載する。差動2輪を採用し、交換可能なバッテリーにより長時間の実験が可能。また、MATLAB、LabVIEW、C言語などの開発環境/言語から遠隔操作することができる。拡張ボード「Korebot(オプション)」を搭載することにより、Khepera上でアプリケーションの開発・実行が可能な他、グリッパやカメラなどのオプションモジュールも豊富で、軌道計画・ナビゲーション、群ロボット、人工知能、マルチエージェントシステム、リアルタイムプログラミングなど、幅広い実験に使用できる。

「K-Junior(ケージュニア)」 画像2 「K-Junior(ケージュニア)」

 K-Juniorは、Khepera、Koalaで蓄積された技術を基に開発されたエントリーモデルの移動ロボットで、直径125mm、高さ40mmとKheperaよりもさらに小型化されている。軌道計画、障害物回避、人工知能などの分野で構築されたアルゴリズムを実際のロボットで手軽に検証することが可能。

「Koala II(コアラツー)」 画像3 「Koala II(コアラツー)」※カメラはオプション

 Koala IIは、実環境での各種アプリケーションの実験のためにデザインされた中型の移動ロボット。約30×30cmのボディで、最大積載重量約3kg。6輪の車輪により屋内だけでなく屋外での実験にも対応する。Kheperaと同様に、標準的なC言語環境、LabVIEW、MATLABなどでアプリケーションの開発が可能だ。

KheperaIII、Koala II、K-Juniorの仕様 表1 「KheperaIII」「Koala II」「K-Junior」の仕様

 なお、2011年6月15〜17日の3日間、東京ビッグサイトで開催される「次世代自動車産業展2011(Automotive NEXT Industry Fair 2011/略称:A-NEXT)」のロボットビジネス推進協議会エリア/ゼットエムピー・ブースおいて、3モデルの展示デモが行われるとのこと。

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