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» 2011年06月14日 13時14分 UPDATE

スマートグリッド:電力需要予想ソフトを無償貸与、山武が3カ月限定で

夏季の節電を企業単位で効率的に進めるにはさまざまな手法がある。その1つが、電力の需要を予測するシステムの導入だ。

[畑陽一郎,@IT MONOist]

 山武は企業の節電に役立つ電力需給最適化支援パッケージ「ENEOPTpers」を夏季限定で無償貸与する「この夏の節電支援プログラム」を開始した。東京電力と東北電力管内の夏季の節電目標を企業や家庭一律で昨年夏のピーク時比15%と政府が決定したことを受けたもの。

 ENEOPTpersを使うと、48時間先までの気象予測データ(気温、湿度)に基づき、当日と翌日の使用電力量を1時間単位で予想できる(図1)。パッケージを利用し続けると、前日や前週の実績値を予測値にフィードバックする学習効果が働くため、予測精度が高まる。

 翌日の電力需要をあらかじめ把握することで、シフト勤務の調整や、生産計画の優先順位を変えることができ、効率よく節電を実行できる。Webブラウザでデータを閲覧するため、全社員で情報を共有し、見える化にもつながるという。


ALT 図1 ENEOPTpersの画面例 Webブラウザで閲覧したところ。電力需給に関するさまざまなデータを1画面にまとめて表示する。上段は現在の消費電力と予想最大電力など、中段は当日と翌日の1時間ごとの需要予測、実績グラフ、下段は当日と翌日の温度、湿度グラフである。

 ENEOPTpersを利用するに、ソフトウェアをインストールするためのレンタルサーバが必要であり、レンタル費用(約5万円)が発生する。需要予測に必要な気象情報は伊藤忠テクノソリューションズが有償(3万円)で提供する。

 ENEOPTpersの無償貸与期間は夏季の3カ月弱(2011年7月1日から9月22日)。2011年6月30日までに「この夏の節電支援プログラム」に申し込む必要がある。なお、ENEOPTpersの価格は300万円からである。


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