教育向けバージョン「NI LabVIEW for LEGO MINDSTORMS」発表高校生向けロボット学習プラットフォーム

日本ナショナルインスツルメンツは、高校生を対象としたLabVIEWの教育向けバージョン「NI LabVIEW for LEGO MINDSTORMS」を発表した。10月1日より提供を開始する。

» 2011年09月27日 17時07分 公開
[八木沢篤,@IT MONOist]

 日本ナショナルインスツルメンツは2011年9月27日、グラフィカルシステム開発ソフトウェア「NI LabVIEW」の教育向けバージョン「NI LabVIEW for LEGO MINDSTORMS」を発表した。同製品は高校生を対象としたプログラミング環境で、販売代理店のアフレルを通じて10月1日より提供を開始する。価格は1万3000円から。

 同製品は、授業や競技会などで、LEGO Educationロボットプラットフォームとともに使用することを目的に開発されたもの。LEGO MINDSTORMS NXTロボットの視覚的な制御とプログラミングを助けるとともに、エンジニアや研究者が使用するものと同じソフトウェアの使い方を習得できる教育用ツールだ。

 LEGO Educationのロボットプラットフォームには既に、小学生向けのLEGO Education WeDoソフトウェアや、中学生向けのLEGO MINDSTORMS Education NXTソフトウェアがあるが、同製品のリリースにより、高校生を対象としたプログラミング環境が新たに加わることとなる。


 同製品には、高校生や教員向けに開発された学習用ビデオやチュートリアル、指導者用資料などが付属しており、LEGO MINDSTORMS EducationとPitsco社のTETRIXを採用した授業に最適だとしている。

 同製品を使用する学生は、分かりづらいテキストベースプログラムを直感的なグラフィカルインタフェースに置き換え、さらに実例を用いることにより、自律型ロボットや科学計測などの高度な概念に触れることができるという。また、「実践形式で楽しみながら技術を学ばせたい」と願う教育者にとっても最適なソフトウェアだとしている。

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