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» 2011年10月25日 10時37分 UPDATE

ET2011 開催直前情報:組み込みソフトとEDAのコラボで最終製品に付加価値を! メンターが提案

メンター・グラフィックス・ジャパンは、EDAツールと組み込みソフトウェアの両方を手掛ける“同社ならでは”のソリューションを展示する。

[薩川格広,@IT MONOist]

 2011年11月16〜18日の3日間、パシフィコ横浜で組み込み関連の最先端テクノロジーや基盤技術が多数集結する「Embedded Technology 2011/組込み総合技術展(以下、ET2011)」が開催される。

 このET2011開催に先立ち、アイティメディアが運営する組み込み/エレクトロニクス関連メディア「@IT MONOist」「EE Times Japan」「EDN Japan」では、ET2011の特設ページをオープンし、来場予定者や来場検討されている方々に向け、注目企業の見どころ情報を開催直前までお届けしていく。また、同特設ページでは、会期中・会期後も速報やリポート記事を多数掲載する予定なので期待してほしい(継続してウオッチしていただきたい!)。

>>3メディア合同「Embedded Technology 2011特集」

 さて今回は、EDAツールの大手ベンダーで、組み込みソフトウェアも手掛ける米国のMentor Graphicsの日本法人メンター・グラフィックス・ジャパンの出展内容を紹介しよう。同社の出展テーマは、「組み込みソフトウェアとEDAのコラボレーション」だ。今回からEmbedded Technologyは、EDA技術の展示会「EDSFair2011 Nov.」と同時開催になっており(参考記事)、それを受けてメンターは、「業界で唯一、ESL環境やFPGA開発ツールを含むEDA製品群と、革新的な組み込み開発向け製品の両方を持つ当社だからこそ提供できる、ユニークなソリューションを見ていただきたいと思います」と期待をかける。

ソフトもハードも含む「システム」としての最適化を支援

 メンターの担当者は、「組み込みソフトウェアは製品の差異化において重要な位置を占めています。最終製品の開発コストを抑え、明確な差異化を打ち出すには、オープンソースの開発環境の利用や、マルチコアで構成されるハードウェアを含む、“システム”としての最適化が欠かせません」と指摘し、そうした最適化の実現を支援すべく、「組み込みソフトウェアとEDAツールの両方を提供している、当社ならではのソリューションを展示します」という。

画像1 画像1 メンター・グラフィックスのEDA技術が組み込みソフトウェアの課題解決を支援

 その中でも注目したいのが、組み込みアプリケーションの統合開発環境「Mentor Embedded Sourcery CodeBench」である。2010年12月に買収したCodeSourceryが従来「CodeSourcery g++」と呼んで提供していた製品で、買収後にメンター・グラフィックスがさらに進化させたという。「よりコストメリットが出せる環境を構築できるようになります」(メンター・グラフィックス)。

 組み込みソフトウェア開発向けの製品としては、Sourcery CodeBenchに加え、GUI開発環境や性能解析環境、評価ボードを含めたトータルなソリューションを展示するとともに、それらのデモも実施する。さらに、EDAツール製品群として、ESL環境やSoC仮想プラットフォーム、機能検証ソリューションなども展示する予定だ。

 「近年の組み込み市場は、スマートフォンに代表されるように競争が激化しており、市場投入のタイミング、開発コスト、競争力のあるソフトウェア、使いやすく魅力的なマンマシン・インタフェースが、製品の成功を左右します。当社は、オープンソースをベースとしたコスト競争力のあるソフトウェア開発環境、マルチコアの効率を最大限に引き上げるための解析ツール、ソフトウェアの早期開発を可能にする十分に低消費電力化されたハードウェアの仮想プラットフォーム、そして製品企画の段階から検討することが可能なGUI開発環境の各ソリューションを提供し、競合との差異化が図られた魅力的な最終製品のタイムリーな市場投入を支援します」(同社)。

画像2 画像2 「Mentor Embedded」のブランドで提供する製品群とサービス

 また、セミナー講演も予定している。設計・検証ツールトラックでは、「オープンソースによるマルチコア・システム開発とパフォーマンス解析」と題して、高性能、低消費電力、低コストを実現するための手法や解析手法を解説する。FPGAトラックでは、「デバッグが難しいからこそ重要なFPGA機能検証」と題して、今や組み込みソフトウェアのハードウェアプラットフォームとして幅広く採用されているFPGAの開発および機能検証に関する手法を紹介するという。

 同社はET2011にかける期待について、次のように述べている。「世界中で使用されているCodeSourceryのオープンソース組み込み開発環境を進化させ、普及の進むマルチコア/マルチOSの組み込みシステムを開発するときにも、システムリソースの可視化と性能解析などを実現する、Sourceryツール群によるソリューションをぜひ見ていただきたいです。そして数多くの設計者、マネジャーの方々にご来場いただき、さまざまな出展者とともに、皆さまのプロジェクトに有益な情報を提供できることを期待しています」

Embedded Technology 2011/組込み総合技術展

会期 2011年11月16日(水)〜18日(金)
時間 10:00〜17:00(17日(木)は18:00に終了)
会場 パシフィコ横浜
メンター・グラフィックス・ジャパン・ブースNo. F-37


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