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» 2012年04月03日 16時44分 UPDATE

PLMニュース:XVL図面をサーチアプリケーションに統合、ウチダスペクトラム

図面、クレーム情報などの非構造化データを、サーチアプリケーション経由で統合管理できる製品が登場。XVL属性情報も丸ごと取り込める。

[原田美穂,@IT MONOist]

 ウチダスペクトラムは2012年4月3日、同社の企業向けサーチアプリケーション「SMART/InSight G2 Open」が、ラティス・テクノロジーの開発する軽量3次元CADフォーマットであるXVLに対応すると発表した。XVL対応製品の販売は2012年4月25日から。価格は下表の通り。


製品名 ライセンス費用 保守費用 補足
SMART/InSight G2 Open 1600万円 320万円 4サーバライセンスの価格
XVL統合モジュール 430万円 86万円 XVLの統合には必須
XVL表示カスタマイズオプション 300万円 60万円 XVLの表示をカスタマイズする場合
製品価格体系

 SMART/InSight G2 Openの特徴は、非構造化データの検索性に優れている点。RDBMSを利用せずにあらゆるデータ形式を対象に検索が行えることから、CRMや品質情報、国や地域を超えた企業内の情報検索に採用されてきた。

 今回、3次元CAD図面の軽量フォーマットであるXVLを同アプリケーションの検索対象として取り込んだことで、製造業向けのエンタープライズサーチ機能が拡充することになる。SMART/InSight G2 Openに「XVL統合モジュール」を組み合わせることで、XVLデータを検索対象化する。

 形状情報だけでなく、個々のXVLファイル内に埋め込まれている作成者情報やアノテーションなどの属性情報全般も検索対象にできる。

 図面表示にはWeb画面埋め込み式のXVL Playerを用いる。検索アプリケーション画面上で3次元図面の形状確認などが可能だ。これにより、部品図面の詳細情報と過去トラブルデータ(「過去トラ」)のような品質情報の連携、CRMなどの情報と組み合わせた検証なども1画面に集約できる。

fig01 SMART/InSight G2 Openの想定する機能群と、XVL統合モジュールの位置付け

 「サーチアプリケーションは、組み合わせ次第でさまざまな情報をひも付けて画面上に統合できる。図面情報が組み込まれることで、エンジニアリングチェーン全体、サプライチェーン全体の情報連携を効率化できる」(ウチダスペクトラム 代表取締役社長 町田潔氏)

fig01 XVLに対応したSMART/InSight G2 Openが提供する機能 図中で3Dとある部分がVMLフォーマットへの対応によって連携を実現する領域。「エンジニアリングチェーンとサプライチェーンに点在する個々の情報を結ぶ線(図の赤色の線)を担う機能を提供する」(町田氏)という。

 「図面上の設計者のコメントなども検索対象とできるので、例えば、ある特定の製品について『問題がある』というキーワードが埋め込まれている図面だけを検索する事も可能」(町田氏)

 標準パッケージには、図面表示系のほか、品質情報の集計・分析グラフ表示などの基本的なUI画面が用意されている。

製品図面と構成部品一覧crm連携
グラフ XVL表示による画面デモ。左から、製品図面と構成部品一覧、問い合わせ情報との連携、製品不具合問い合わせ件数比較グラフ

 既存システムを生かした製品であることから、同社代表取締役社長 町田氏によると、「大手自動車メーカーのサプライヤ企業を中心に、最近では少ない投資額で効率化を目指す国内電機メーカーからの問い合わせが増えている」という。


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