“ブレない”ことが最大の武器、Linux搭載機器の開発を後押しするリネオESEC2012 開催直前情報!!

組み込みLinuxに関する高い専門性を武器に、開発環境からソフトウェア、関連技術・サービスまでを幅広く手掛けるリネオソリューションズ。「第15回 組込みシステム開発技術展(ESEC2012)」では、これまで同社が培ってきた技術力・製品力の「進化」「深化」に注目したい。ディープな技術課題を解決するヒントがそこにある!?

» 2012年04月13日 10時00分 公開
[八木沢篤,@IT MONOist]

 2012年5月9〜11日の3日間、組み込みシステム開発に必要なハードウェア/ソフトウェア/コンポーネントから開発環境までが一堂に集結する「第15回 組込みシステム開発技術展(以下、ESEC2012)」が開催される。

 ESEC2012の開催に先立ち、アイティメディアが運営するエレクトロニクス系3メディア、@IT MONOistEE Times JapanEDN JapanではESECの特設ページを設け、各編集部が厳選した注目企業の見どころ情報や新製品リリース、速報、イベントレポートなどを多数紹介していく。

 本稿では、組み込みLinuxに関する高い専門性を武器に、開発環境からソフトウェア、関連技術・サービスまでを幅広く手掛けるリネオソリューションズ(以下、リネオ)の出展内容を紹介する。ESEC2012、来場前の情報収集に役立ててほしい。

>>3メディア合同「ESEC2012特集」

“新生”リネオ、組み込みLinuxの技術的課題への“解”を提示!

リネオソリューションズ 代表取締役社長 小林明氏 リネオソリューションズ 代表取締役社長 小林明氏 
「方向性は昨年(2011年)から大きく変わりません(そういう意味では、ブレていません)。違いは、内容の『進化』『深化』です。今回デモとして披露する製品の数々は、お客さまの開発時に使われる、あるいは製品に組み込まれたときに、より良い形ですぐに使える・使いやすいものばかりです」

 2012年2月に小林明氏が代表取締役社長に就任したばかりの“新生”リネオ、今回のESEC2012では、「製品から開発支援まで、リネオはLinux搭載機器の開発を後押し」というスローガンの下、おなじみの主力製品だけでなく、新しい製品やサービスの展示デモも披露するという。

 「さまざまな機器にLinuxが広く使われていますが、技術的にディープなレベルの課題解決を求める声は絶えません。われわれリネオは、組み込みLinuxに関する高い専門性を有しており、こうした『課題』に対する“解”をお客さまにご提示・ご提案できます。それをリネオ・ブースでぜひ感じ取って頂ければと思います」(同社)。



 以下、ESEC2012のリネオ・ブースで披露される注目製品・ポイントを紹介する。

超高速起動ソリューション「Warp!!」の製品イメージ 超高速起動ソリューション「Warp!!」の製品イメージ
  • 超高速起動ソリューション「Warp!!」 
    Warp!! は、国内だけでなく海外の製品にも広く採用されつつある。システムの高速起動という本来の強みだけでなく、現在では、「電源OFFからシステムを高速に起動=使用していないときは電源をOFF」にできるという“究極のエコシステム”として認知され始め、多くの業務系機器にも搭載され始めているそうだ。「展示ブースでは、さらに進化したWarp!! をご覧頂けます!」(同社)。
  • 組み込みデータベース「Mimer SQL Embedded」 
    データ量の増加、リッチコンテンツの利用が進む中、次世代デバイスの必須アイテムとして注目される組み込みデータベース。Mimer SQL Embeddedは、ANSI/ISO規格 SQL標準を100%サポートする、軽量・高速が特長の組み込みデータベースである。会場では、Mimer SQL Embeddedで構築したソリューションの展示デモが予定されている。
  • リモートアップデータ「SmartU2」 
    機器のネットワーク接続が可能になり、スマート化が進むにつれ、これまで以上に、組み込み機器があらゆるところに取り付け・設置されるようになる。それらは、長年にわたって使い続けられる機器、遠方にあって保守が難しい機器、手の届きにくいところに設置される機器など、その種類もさまざまだ。これら機器に搭載されているシステムは、どのようにメンテナンスしたらよいのだろうか。SmartU2は、こうした機器をより長く安定的に安心して使い続けることを可能にするシステムであり、機器のシステムをリモートからアップデートすることができる。

 その他にも、製品の設計・開発を支援するものとして、システムの振る舞いを見える化するツール「Vzet」や、エンジニアリングサービス、多様なサポートメニューなどについても詳しく知ることができる。また、初公開となる新しい製品・サービスも披露されるとのことだ。「リネオのブースに足を運んで頂き、ぜひ、ご自身の目でご覧頂ければと思います」(同社)。

 リネオは、これまでと変わらず、Linuxを製品に搭載するための開発環境、製品の使い勝手を向上させ、付加価値を高める各種ソフトウェア、そして、実装するためのプロフェッショナルサービスを提供することで、開発者を支援し、“より広く・より多くの製品にLinuxが搭載されること”を目指している。

 世の中にある機器が高度化・複雑化する中、Linuxに関する知識と技術力は、今後ますます重要になっていくだろう。もしも今、根の深い、ディープな技術課題に直面しているのであれば、ESECの会場で、リネオに相談してみてはいかがだろうか。その答えやヒントが見つかるかもしれない。

第15回 組込みシステム開発技術展(ESEC2012)

会期 2012年5月9日(水)〜11日(金)
時間 10:00〜18:00(11日(金)のみ17:00終了)
会場 東京ビッグサイト
リネオソリューションズ ブースNo.:西 4-40


第15回 組込みシステム開発技術展 ESEC2012特集

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