関西の電力不足を支援 物流拠点で電力販売へスマートグリッド

「再生可能エネルギー固定価格買取制度」を活用した電力販売設備を設置する動きが増えている。物流拠点も屋根で発電して収益を得られるようになる。

» 2012年05月02日 18時45分 公開
[原田美穂,@IT MONOist]

 大阪いずみ市民生活協同組合(大阪府和泉市)は2012年5月1日、太陽光発電システムの導入を発表した。市内2カ所の物流センターの屋根に、太陽光発電システムを設置、総出力2.3MWの発電を行う。2012年7月から着工し、同12月から運用を開始する予定だ。

 設置するのは「テクノステージ物流センター」「あゆみ野物流センター」2つの物流センター。

 テクノステージ物流センターは総出力1.3MW、パネル面積9007m2、あゆみ野物流センターは総出力1.0MW、パネル面積6818m2となる予定。

テクノステージ物流センター (テクノステージ物流センター 総出力1.3MW、パネル面積9007m2
あゆみ野物流センター あゆみ野物流センター(総出力1.0MW、パネル面積6818m2

 太陽電池モジュールは、京セラ製多結晶シリコンセル。両センター合計で5474枚のシリコンセルを設置する。

 大阪いずみ市民生活協同組合では、2012年7月から施行される「再生可能エネルギー固定価格買取制度」を活用し、発電された電力全量を電力会社へ売電するとしている。

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