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» 2012年05月11日 18時45分 UPDATE

PLMニュース:分散開発環境にマッチした「PLEMIA グローバルエディション」

要件管理機能やグローバル開発に対応したPLEMIAの新ラインアップが登場。既存資産と連携する機能が盛り込まれている。

[原田美穂,@IT MONOist]

 富士通は、技術情報管理システム「PLEMIA グローバルエディション」を開発し、2012年11月から販売開始することを発表した。

 富士通のPLM製品群としては「PLEMIA M3」があるが、今回このPLEMIA製品群に新シリーズが加わる。

 PLEMIA グローバルエディションは、既存のPLEMIA M3の機能に対して、商品企画、分散開発、生産準備の3つの領域の機能を強化するもの。同時に提供される「PLEMIA技術情報HUB」を利用して既存システムと情報連携が可能になっている。

 PLEMIA グローバルエディションの主な機能はそれぞれ以下の通り。

1「商品企画」機能

 各国・地域の顧客ニーズを登録・整理する「要件管理機能」「ポートフォリオ分析」「技術相関分析機能」を提供する。これにより、要件に対応する機能や技術のひも付けがシステム上で実現する。この機能を利用することで、商品企画フェーズで顧客ニーズに即した機能要件や実装を検討しやすくなるとしている。

2「分散開発」機能

 PLEMIAの情報の中から、任意の設計情報を特定部門に、任意のタイミングで公開できる機能を持つ。また、他部門からこのシステムに設定されたタイミングでアクセスし、購買情報などのデータを追加できるようになる。

 他部門からの情報アクセスのタイミングを設定できるので、不用意な設計データへのアクセスを遮断しながら、適切なタイミングで、製品化に向けた情報共有を、統一基盤上で実現できる利点がある。後工程からの変更要求を受けた場合でも、エレキ・メカ・ソフトの別なく影響範囲を追跡できる。

3「生産準備」機能

 3次元データを使った検証シミュレータ「VPS/MFG」や生産ラインシミュレータ「GP4」とデータを連携させることで、生産準備部門と部品表情報を一元的に管理できるようになる。

 これにより、設計が完了した段階で生産準備部門が検証を進める従来の作業手順よりも、さらに前の段階で生産工程を考慮した設計を進められる。

「PLEMIA技術情報HUB」

 上記3つの機能と併せてPLEMIA技術情報HUBを提供する。

 PLEMIA技術情報HUBを利用すると既存システムと情報を連携できるようになる。PLEMIA M3の情報もPLEMIA技術情報HUBを使って連携可能となる。

 富士通では、このPLEMIA技術情報HUBを活用することで既存IT資産を活用した比較的コストの掛からない構成で、各種課題に対応できるとしている。システム間連携にはSOAアーキテクチャを採用している。

PLEMIA グローバルエディションの機能イメージ PLEMIA グローバルエディションの機能イメージ(出典:富士通)


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