年度内発売の1人乗りEVとPHEVシステムを見よ、近未来の運転席も多数登場人とくるまのテクノロジー展2012 フォトギャラリー(2/3 ページ)

» 2012年06月12日 11時16分 公開
[朴尚洙,@IT MONOist]

2030年の運転席はこんな感じ

 自動車の運転席周りに搭載する次世代システムに関する提案も多数行われた。


カルソニックの「ADVANCED HMI CONCEPT」デンソーの「ドライバステータスモニター」 左の写真は、カルソニックカンセイの「ADVANCED HMI CONCEPT」。2030年の運転席周りの入力システムを想定したもの。ドライバーの前には、速度などの走行情報やナビゲーションなどの周辺情報を表示する「トータルインフォメーションメーター」がある。オーディオや空調の制御は、ドライバーの斜め前に配置した、有機ELディスプレイとマルチタッチセンサーを組み合わせた「マルチタッチクラスター」を使用する。右の写真は、デンソーの「ドライバステータスモニター」。ステアリング中央に組み込んだ単眼カメラと赤外線LEDを使って、ドライバーの頭部位置、顔の向き、まぶた開度などを検出する。(クリックで拡大)
富士通セミコンダクターの「統合HMIソリューション」アイシン精機の「ITSデモンストレーションカー」 左の写真は、富士通セミコンダクターの「統合HMIソリューション」である。1人乗りのEVを模したシステム展示には、4個の120万画素カメラを使ったサラウンドビューや、同社マイコンを使った走行モーター制御システムなどが組み込まれている。右の写真は、アイシン精機の「ITSデモンストレーションカー」。サラウンドビューのカメラを使って、車両の斜め前方と後方の半径2mに存在する障害物を検出する「車両周辺監視」や、シート内蔵センサーでドライバーの心拍や呼吸の異常を検出する「ドライバ異常検出」、ステレオカメラを使って後方の障害物を3Dで識別する「後方障害物監視」、ドライバーの顔の向きやまぶた開度からわき見や居眠りを検出する「わき見・居眠り検知」といった4つの安全システムを搭載している。(クリックで拡大)
クラリオンの「Next GATE」「レクサスGS450h」のLEDヘッドランプを構成する部品 左の写真は、クラリオンが米国市場で2012年5月に発売したスマートフォンコントローラ「Next GATE」。同社のクラウドサービス用アプリ「Smart Access」を組み込んだiPhoneを接続すれば、Next GATE上でiPhoneの通話や通信、アプリ操作などが行える。2013年にはAndroid版を投入する予定だ。右の写真は、小糸製作所が展示した、「レクサスGS450h」搭載のLEDヘッドランプの構成部品である。同ヘッドライトは、LED照明を使ったハイビームとロービームの他にも、AFS(アダプティブフロントライティングシステム)や、車両の前後の傾きに合わせて光の照射方向を保つオートレベリング機能、格納式の小型ヘッドランプクリーナなどを搭載している。(クリックで拡大)

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