厳しいこと言わないで、ノリだけでプログラミングもたまにはイイジャマイカプチコンで始めるBASIC新世代育成“虎の穴”(5)(1/4 ページ)

ハカセによるプチコンの概要説明は前回まででおしまい。今回から、いよいよプチコンによる本格BASICプログラミングに挑戦する。まずは、誰もが一度は通った(!?) 懐かしの「じゃんけんプログラム」を作るゾ!

» 2012年09月05日 10時40分 公開
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ようやくプチコンプログラミングに挑戦! 最初のお題は……

 ざっとプチコンの主要機能をなぞってきた本連載ですが、今回から、お待ちかねの本格的なプログラミングに挑戦していきます!


――といっても、まずは“単純なところ”から始めることにしましょう。

 連載第1回「BASICって何? いや、Visualじゃない方ですがナニカ」で、初歩中の初歩である「HELLO WORLD!」プログラムを作成しました。覚えていますでしょうか? このソースコードを実行するのに、「RUN」コマンドを使いましたね(画像1)。

    PRINT"HELLO WORLD!"

「RUN」コマンド 画像1 ちょっぴり復習? 「RUN」コマンド

 これで「PRINT」命令による表示のことはもう万全(!?)なので、次はキー入力や演算、変数のやりとりのサンプルを見ていきましょう。お題は、誰もが一度は通過した「じゃんけんプログラム」です。

    CLS:CLEAR 'ガメンクリア・ヘンスウクリア
    DIM MSG$(6) 'ハイレツ
    'メッセージ
    DATA グー,チョキ,パー,アイコ,マケ,カチ
    FOR I=0 TO 5
     READ MSG$(I)
    NEXT

ハカセ

今回は、いきなりプログラミングから始めてみたが……。どうじゃ? 読んでみれば意外にどんなコトをしとるか分かるんじゃないかの? BASIC言語といっても、他の言語と同じ名前の命令やよく似た機能は多いものじゃよ。


ワンパク

とか何とか言いつつ、“コメント”を細かく書いているあたりに、自信のなさを感じるゼ……。BASICじゃ、コメントは『'』で書くんだナ。


神崎

取りあえずここまでが、じゃんけんプログラムの『初期設定』部分だね。


インテリ

配列変数の書式なんかもちょっと見慣れないけど、似た形式もあるから大体の想像はつくね。

『$』記号が付いた変数は“文字列”を格納する型の変数、『()』で囲んであるのが配列の要素数、それを宣言するのが『DIM』命令ってところかな?


ハカセ

どの記述がどのプログラミング言語に対応するか、ちょっとしたクイズになりそうじゃな。まぁ、ワシじゃと最初に学んだのがBASICなので順序は逆になるがの。


神崎

『READ』命令はファイルを読み込むんじゃなくて、直前の『DATA』にある文字列を格納してるんだね。これだと『MSG$(0)』に入るのは『グー』ってことか。


ワンパク

ケッ!! どいつもこいつも物分かりの良いオリコウさんだナ! 『FOR』の文法なんか見覚えがねェーしヨ! オレはよく分かんねェーぞ!!


ハカセ

フム。主流のプログラミング言語と比べるとそれはあるじゃろうな。じゃが、『NEXT』で折り返すことさえ分かれば、むしろカンタンではないかの?


神崎

『I=0』から(FOR)……『5』まで(TO)……次に(NEXT)進めるってことだね。


ハカセ

さよう。英単語の組み合わせが多いので、曲がりなりにも『読み下し』がしやすいというのはBASICの特徴じゃな。『初心者向け』と言われるゆえんの1つじゃ。


ワンパク

フン。『I++』もナシで勝手に値が増えてくのは、オレ的にどうかと思うんだが……。


ハカセ

ま、まぁ、そのことなら『NEXT』という言葉が示しとると言えるじゃろ。ワシもよく知らんけど(テヘッ)。


インテリ

……。

うーん……。



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