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» 2013年03月19日 11時45分 UPDATE

パーソナルな“作ってほしい”をサポート――個人向けモノづくり支援サイト「工作市場」

製作・加工依頼者と製作者を結び付ける個人向けモノづくり支援サイト「工作市場」をシステックが開設。個人の“作ってほしい”を支援し、パーソナルファブリケーションの流れを加速させる。

[西坂真人,MONOist]

 3次元プリンタなど新しいモノづくりツールの登場で「パーソナルファブリケーション」の世界が拡大している。モノづくり企業の事業縮小・効率化や団塊の世代の定年退職などもこの流れを後押ししており、製作・加工現場から退いた多くの技術者が、個人で仕事をしたり趣味の延長線上からモノづくりに取り組んだりする動きが見られる。

 このような“新しいモノづくり”へのニーズが高まっている中、愛知県で情報関連機器の企画・開発を行うシステックはこのほど、製作・加工依頼者と製作者を結び付ける個人向けモノづくり支援サイト「工作市場(http://kousakuichiba.com/)」を開設した。

photo 個人向けモノづくり支援サイト「工作市場」

 サイト上で見積もり依頼を登録するだけで、依頼を請けてくれる相手を日本中から探すことができる(無料の会員登録が必要)。旋盤やフライス盤などを使った金属加工や樹脂加工・木材加工、電子基板の設計、3次元プリンタを使った加工の依頼も可能。材料だけが欲しい場合でも見積もりを依頼することができる。 見積もり依頼は無料で、数量は1個から発注が行えるほか、依頼者は複数の製作者から見積もりを入手して選べる。

 モノづくりの世界では、「個人OK」「1個でも発注可能」とうたっている工場や加工会社であっても、実際の加工依頼が個人や少数と分かると依頼を断られたり、受注はするものの割高な価格設定を提示されるケースは少なくない。「工作市場」では依頼者が掲載した要求情報に対して、引き受けるつもりのある製作者が見積もりという形で回答を寄せるため、依頼者は全国から寄せられる回答の中から最適な製作者を選べるという。

 「寄せられる回答の中には専門の業者だけでなく技術を持った個人の製作・加工技術者からも含まれるため、依頼内容次第では非常に安価に加工ができるかもしれない。現役の時代には、会社を通じて手軽に製作・加工依頼を出すことができた技術者も、会社の看板が外れて個人となると、たとえ試作レベルであっても、それを引き受けてくれるところを探すのに苦慮するもの。『工作市場』は製作・加工を容易に引き受け可能な方との出会いの場として役立ててもらいたい」(同社)。

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