新型「フィット」もレーザーレーダーで衝突回避、サイドエアバッグとセットで安全システム

ホンダは、レーザーレーダーを用いた予防安全システム「City-Brake Active System」を開発した。2013年内の発売を予定している新型「フィット」に、同システムと、サイドエアバッグやサイドカーテンエアバッグを組み合わせた「Safety Package(仮)」を設定する予定である。

» 2013年03月29日 14時21分 公開
[朴尚洙,MONOist]
「City-Brake Active System」の動作イメージ

 ホンダは2013年3月29日、レーザーレーダーを用いた予防安全システム「City-Brake Active System」を開発したと発表した。2013年内の発売を予定している新型「フィット」に、同システムと、サイドエアバッグやサイドカーテンエアバッグを組み合わせた「Safety Package(仮)」を設定する予定である。

 City-Brake Active Systemは、フロントガラスの上部に設置したレーザーレーダーを使って前方車両を認識する。時速30km以下で走行している場合に、前方車両との追突の危険性が高いと判断すると、ブザーとともにメーター内のインジケーター表示が点滅して警告する。それでも、ドライバーが減速しないときには、自動的に減速して、追突を回避したり、追突時の衝撃を軽減したりする。

「City-Brake Active System」の動作イメージ 「City-Brake Active System」の動作イメージ 出典:ホンダ

 また、停止中や時速10km以下で走行している際に、前方約4m以内に障害物がある状況でブレーキペダルとの踏み間違いなどによって必要以上にアクセルペダルを踏み込んだとシステムが判断した場合、ブザーとともにメーター内のインジケーター表示を点滅させて警告を促すと同時に、エンジン出力を制御して、発進を抑制する誤発進抑制機能も備えている。

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