JTフォーマットの開発の狙いと仕様ISO国際規格に承認されたJTフォーマットとは(1)(4/4 ページ)

» 2013年05月09日 09時00分 公開
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操作性

 JTフォーマットは以下のような操作をサポートする物理的な構成を備えています。

•データ・コンテンツのオフラインによる最適化

•エンタープライズ向けのデータ変換ソリューションに最適化された、ファイルの粒度と柔軟性

•コンテンツの非同期ストリーミング

•視錐台(しすいだい view frustum)や閉鎖(occlusion)カリングなどのビューの最適化と固定フレームレートによる表示モード

•レイヤとレイヤ・フィルタ

 JTフォーマットは、JTデータの表示や処理に対する実行時アーキテクチャの実装について、特に指定も定義もしていません。JTフォーマットからインタラクションな挙動を切り離したことにより、異種アプリケーション間の相互運用環境におけるJTフォーマットの再利用が容易になり、オリジナルのCAD資産への逐次アップデートが下流のオーサリング・データに影響を及ぼすことはありません。

その他の特徴

JTフォーマットのその他の主な特徴は以下の通りです。

•アセンブリ、サブアセンブリ、パートの構成を標準的にサポート

•単一のファイルも複数のファイルもサポートする柔軟なパーティション・スキーム

•業界標準のParasolid(XT)フォーマットを含むB-Repの統合サポート

•ペーパーレス製造の取り組みをサポートする製品加工情報

•精密および非精密なワイヤフレーム

•用途別のレベル・オブ・ディテール

•三角形セット、ポリゴンセット、ポイントセット、暗黙的なプリミティブセット(円柱、円錐(すい)、球体など)

•多種多様なビジュアル属性に対応:マテリアル、テクスチャー、光源、シェーダー

•階層的な境界ボックスと境界球体

•JTファイルの圧縮比と忠実度のトレードオフを作成者が微調整できる高度なデータ圧縮技術


 第1回ではJTフォーマット概要や仕様について紹介しましたが、第2回では、JTフォーマットの定義や構造、セグメントなどについて紹介します。

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