製造業の品質保証を一貫した2度の転職転職成功事例(2/2 ページ)

» 2013年05月16日 09時40分 公開
[ITmedia]
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2度目の転職の理由

――2度目の転職を考えたきっかけは何ですか?

 リーマンショックの影響で半導体関連の需要が冷え込み、急速な業績悪化で勤めている会社に倒産の可能性が出てきたためです。前職では倒産するまで勤務していましたが、今回は事前準備が大切という前回の反省を踏まえ、早目に転職活動に入ることを決めました。

私の転職活動

――転職活動はどのように進められましたか?

 2度目の転職活動に入るときは、まずパソナキャリアに連絡しました。前回の転職時に私の状況および希望に応じた面談・提案をしてくれた担当者に今回もぜひ、と思い連絡を入れました。面談内容としては、2社目のキャリアの棚卸しを行い、現状の厳しい転職市場について聞き、今回の転職の希望を伝えました。

 求人状況についても説明していただいたのですが、今回は前回の転職時と違い、本当に求人数が限られていました。そのため、その場では私の希望する求人は無かったのですが、後日希望に合った求人が入ったと担当者から連絡をもらい、選考に進んだ企業が現在の会社です。結果的には応募したのは3社のみで、面接は現在勤めている1社のみ受けました。

――入社にあたり不安はありませんでしたか?

 前職の会社では入社後3カ月で早期退職を募集、3年後に倒産間際にまで悪化したこともあり、今回の入社時はかなり慎重になりました。

 不安を拭い去ることができたのは、入社前に現在の会社の社長が設けてくれた面談です。私の不安を正直に話したところ、社長も正直に過去の財務状況の悪かったときがあること、現在は持ち直したことなど、本音で話してくださいました。本当に正直にお話を伺えたことで会社への信頼感が芽生え、この会社のためにがんばりたいと思い入社を決めました。

 入社した会社は冷凍・冷蔵機器の開発・製造を行っているメーカーです。希望していたとおりの製造現場に近い品質保証職で、自身の経験を生かせる仕事ができているので、大変満足しています。

――1度目の転職経験が生きた部分はありましたか?

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 キャリアの整理方法や面接時の自分の売り込みポイントは大体把握できており、前回よりスムーズに転職活動に入れましたね。口下手な部分は自認していたので、担当アドバイザーとの2度の模擬面接を通して補っていただきました。

――アドバイザーのアドバイス、サービスはいかがでしたか?

 面談時のヒアリングや模擬面接もそうですが、入社前の会社との条件交渉も大変助かりました。条件面でネックとなっていた部分を担当アドバイザーに伝えたところ、会社と交渉していただいて希望に近い条件を引き出していただけました。

転職をお考えの方へのメッセージ

 1人で悩んでいるよりアドバイザーの話を聞くメリットはたくさんあると思います。キャリアの整理に始まり面接の練習、給与面や条件面での企業との交渉、また話し合うことで自身では気付かなかった自分の良さを引き出していただけました。転職活動の素人であった自分が一から学び、進めていけたことを考えると、転職時の選択としてアドバイザーへの相談を考えてもいいのではないでしょうか。

アドバイザーからみた青木さんの転職

 応募企業に書類を提出する際に、推薦状の内容について青木さんと共有しました。実際に応募企業に対し、どのように推薦をしたのかを共有することで、ベクトル合わせをし、面接でも効果的なアピールができるよう進めていきました。

 面接に関しては、青木さんの“人当たりの良さ”“粘り強さ”“現場第一主義の考え方”、これらが企業側に伝われば心配はいらないと思いました。あとは青木さんの良さがきちんと伝わるよう表現方法などのテクニック的な部分を模擬面接を通じて補いました。意中の企業から内定を獲得でき、本当にうれしく思っております。

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