3D対応を強化、オートデスクが製造業界向けパッケージを刷新PLMニュース

オートデスクは製造業界向けアプリケーションの新バージョンとして製品設計向けパッケージ「Autodesk Product Design Suite 2014」と工場レイアウト向けのパッケージ「Autodesk Factory Design Suite 2014」を発売した。3D対応を強化したことが特徴だ。

» 2013年05月17日 12時30分 公開
[三島一孝,MONOist]
Autodesk Product Design Suite

 オートデスクは、製造業界向けアプリケーションのパッケージ新バージョンとして、製品設計向けの「Autodesk Product Design Suite 2014」を2013年5月10日に、工場レイアウト向けの「Autodesk Factory Design Suite 2014」を同年5月9日に販売開始した。

 オートデスクでは、2011年5月に今回の前バージョンとなる「Autodesk Product Design Suite 2012」「Autodesk Factory Design Suite 2012」を発売。製品設計および工場レイアウト向けに最適化し、CADをはじめ複数のアプリケーションを1つのパッケージとすることで、業務効率化のニーズに対応してきた。

 新バージョンでは、主に3次元(3D)への対応を強化したことが特徴だ。3次元設計が普及し、シミュレーションのニーズも高まってきていることから「Product Design Suite 2014 Premium Edition」に3次元CADソフトウェアの「Autodesk Inventor Professional」を追加。また、3次元化により扱うデータ量が大規模化していることから、同Ultimate Editionにプロジェクトレビューソフトウェアの「Autodesk Navisworks Manage 2014」を追加している。

 さらに、新しいアプリケーション「Autodesk ReCap」「Autodesk AutoCAD Raster Design」を全てのEditionに追加し、ワークフローの改善と業務効率の向上を提案するという。

Autodesk Product Design Suite 2014の機能と価格

Autodesk Product Design Suite 2014 (クリックで拡大)

Autodesk Factory Design Suite 2014の機能と価格

Autodesk Factory Design Suite (クリックで拡大)

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