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» 2013年06月11日 17時53分 UPDATE

車載電子部品:40Gの耐振動性を持つ車載アルミ電解コンデンサ、リップル電流耐量が1.5倍に

TDKは、EPCOSブランドで展開しているアキシャルリードタイプの車載アルミ電解コンデンサの新製品「B41689シリーズ」を発表した。従来品と比べて、リップル電流耐量を約1.5倍に高めたことを特徴とする。

[朴尚洙,MONOist]
EPCOSブランドのアキシャルリードタイプ車載アルミ電解コンデンサ

 TDKは2013年6月、EPCOSブランドで展開しているアキシャルリードタイプの車載アルミ電解コンデンサの新製品「B41689シリーズ」を発表した。従来品と比べて、リップル電流耐量を約1.5倍に高めたことを特徴とする。既に量産出荷を始めている。価格情報は公開していないが、サンプルは「数百円レベルで提供できる」(TDK)という。

 EPCOSブランドのアキシャルリードタイプ車載アルミ電解コンデンサは、片面から2本の端子が出ている通常のシングルエンド型アルミ電解コンデンサと比べて、リップル電流耐量と耐振動性が高いことが特徴である(関連記事:40G/150℃に耐える車載アルミ電解コンデンサ、TDKが国内初公開)。B41689シリーズは、ESR(等価直列抵抗)値を低く抑えて内部抵抗がさらに小さくなるような材料の工夫を加え、コンデンサの自己発熱を大幅に抑制。これにより、リップル電流耐量を従来品の1.5倍まで高めることに成功した。同等のリップル電流耐量を持つシングルエンド型アルミ電解コンデンサと比べて、占有容積を60%削減できるという。

EPCOSブランドのアキシャルリードタイプ車載アルミ電解コンデンサ EPCOSブランドのアキシャルリードタイプ車載アルミ電解コンデンサ。左側にある2個がソルダリングスタータイプ、右側にあるのが接触補強板タイプである(クリックで拡大) 出典:

 耐振動性が求められる、エンジンルーム内に設置するパワートレイン関連のECU(電子制御ユニット)、電動パワーステアリングやワイパー、ウォーターポンプといったアクチュエータの制御装置に適用すれば、コンデンサの並列実装数の低減により、コスト低減や信頼性の向上が可能になる。

 耐振動性は、両面から端子が出ている通常タイプが20G、ケースを端子として使用することで挿入部品のように実装できるソルダリングスタータイプが30G、ケース両側に接触補強板を備えた接触補強板タイプが40Gとなっている。その他の仕様は以下の通り。動作温度範囲は−55〜150℃。耐用寿命は、125℃の環境下で1万時間。定格電圧は、25VDC、40VDC、64VDCの3種類があり、静電容量は270μ〜4500μFから選択できる。

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