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» 2013年11月26日 16時30分 UPDATE

エコカー技術:「アクア」の燃費が国内トップの37.0km/lに、「フィット ハイブリッド」から奪還

トヨタ自動車は、ハイブリッド車「アクア」を一部改良し、JC08モード燃費を従来の35.4km/l(リットル)から37.0km/lに高めた。ホンダの「フィット ハイブリッド」が、36.4km/lのJC08モード燃費を実現して国内トップに立っていたが、3カ月弱でアクアがその座を奪還したことになる。

[朴尚洙,MONOist]
一部改良した「アクア」の外観

 トヨタ自動車は2013年11月26日、ハイブリッド車「アクア」を一部改良し、同年12月2日から国内販売を始めると発表した。エンジンの摩擦損失を低減するとともに、モーターやインバータなどの制御を改良してハイブリッドシステムの効率を向上し、JC08モード燃費を従来の35.4km/l(リットル)から37.0km/lに高めた。2013年9月5日に発表されたホンダの「フィット ハイブリッド」が、36.4km/lのJC08モード燃費を実現して国内トップに立っていたが(関連記事:新型「フィット ハイブリッド」燃費世界一の立役者、「i-DCD」の仕組み)、3カ月弱でアクアがその座を奪還したことになる。

 税込み価格は、最も安価な「Lグレード」が170万円、「Sグレード」が181万円、「Gグレード」が187万円、ブラックの合成皮革シート表皮などを採用するGグレードの「ブラックソフトレザーセレクション」が195万円。2013年5月の一部改良から、それぞれ1万円の値上げになっている。

一部改良した「アクア」の外観 一部改良した「アクア」の外観。ボディカラーは新色の「ディープアメジストマイカメタリック」(クリックで拡大) 出典:トヨタ自動車

 燃費向上の他、サスペンションにチューニングを施すなど乗り心地を向上させたほか、遮音材の追加などにより静粛性を高めている。また、ドアミラーにドアの施錠/解錠と連動して格納/復帰するオート機能を、フロントドアガラスに撥水機能を追加。ヒルスタートアシストコントロールには、坂道を感知する機能を追加して、車両のずり落ちを緩和する性能を高めた。さらに、ボディカラーに「ディープアメジストマイカメタリック」を追加して、全11色から選べるようになった。

オプションを追加すると燃費は33.0km/lに

 新型アクアの車両重量は、Lグレードが1050kg、他の3つのグレードが1080kgである。標準装備では、オーディオレスの設定となっている。これに、オーディオパッケージをはじめ各種オプションを追加すると、1オプション当たり10kg増加する。そして、車両重量が1090kg以上になると、JC08モード燃費は33.0km/lになる。

 つまり、Lグレードであれば4つ、他の3つのグレードであれば1つでもオプションを追加すると車両重量は1090kgになるので、JC08モード燃費は37.0km/lから4.0km/l落ちて33.0km/lになってしまうのだ。

 なお、フィット ハイブリッドも、ベースグレードのJC08モード燃費は36.4km/lだが、装備を充実させた「Fパッケージ」と「Lパッケージ」は33.6km/l、最上位の「Sパッケージ」は31.4km/lに落ちる。これは、ベースグレードの車両重量が1080kgであるのに対して、FパッケージとLパッケージは1130kg、Sパッケージが1160kgあるからだ。

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