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» 2013年12月11日 17時00分 UPDATE

分野別 転職市場状況:中堅プラントメーカーや大手プラントメーカー子会社の求人が活性化。「具体的な設計・施工フェーズ」に業務が移行

2013年12月時点の化学・素材分野、プラント・エネルギー・インフラ業界の転職市場状況を紹介。

[MONOist]
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本記事は人材紹介会社「メイテックネクスト」河辺真典氏からの寄稿です。



化学・素材分野の状況と転職のポイント

 化学系の求人は対象製品分野の業界動向にひもづいて中途採用ニーズが生まれています。

(1)自動車業界:材料系研究開発のニーズは、次世代電池や自動運転などの技術革新を視野に、昨年度に引き続き盛んです。北米の景気回復に伴って、量産化をにらんだ製品化技術を重視する案件は、昨年度よりも拡大傾向にあります。また、新興国を含めた販売地域ごとの要望に対応するための材料選定や製品設計、量産化検討に対応できる生産技術開発職の採用も活況です。

(2)重電・電機メーカーおよび電子材料関連業界:世界市場でシェアの高い製品を持つ企業においては採用強化の動きが見られます。お客さまへのアプリケーション提案力の強化に向けた技術営業職のニーズ拡大に呼応して、一層の事業強化に向けた製品開発職・プロセス開発職、また新規参入事業のコア技術を有する即戦力の採用に舵を切っています。

(3)ライフサイエンス(診断薬、医薬品、医療材料)、コンシューマ製品(食品・化粧品・文具など)の業界:昨年度と比較して案件数は微増です。新規事業分野の強化や海外マーケットの開拓に向けた採用など、事業目標に即した人材について採用意欲が高まっています。アイデアを具現化する商品開発において成果を生み出せる材料技術者が求められています。

プラント・エネルギー・インフラ業界の状況と転職のポイント

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 プラント業界の求人について、直近3カ月の動向を見てみると大手プラントメーカー求人より、中堅プラントメーカーや大手プラントメーカー子会社の求人が活性化しています。

 これは、プラント建設計画が進み、プラントエンジニアとして腕の見せどころである「具体的な設計・施工フェーズ」に業務が移行しているためです。自身が関わったプラントが実際に目に見える形で建設されていく様を身近に感じることができる求人が多くあります。対象業界はクリーンエネルギー業界をはじめ、医療・日用品・自動車・半導体と広範囲になりますので、今までの経験を生かしながら異業界へチャレンジできる道もあります。

 また、景気の活性化に伴い、物流倉庫の新設や増設などに関わる案件も増えています。倉庫のキャパシティ、自動化設備のレイアウトを考えるのはもちろんのこと、内部で働く人の動線まで考える必要があります。業界の特徴として極限まで効率化やコスト意識を求められるため、ユーザー視点に立ちコミュニケーションを重ねることで満足度の高い成果を残すことができる点が挙げられます。

プロフィール

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河辺 真典(かわべ まさのり)

株式会社メイテックネクスト コンサルタント 統括マネージャー。

元生産技術のエンジニアとして5年勤務し、前職リクルートエージェントでエンジニアの転職紹介を8年経験した後、メイテックネクストでエンジニアの皆さまのさらなる転身のためにサポートしております。

エンジニアの皆さまの今までのご経験とご希望、それに時間軸を加えた3軸で、皆さまの転職を分析し解きほどいていきますと、今まで混沌としていた転職も、おのずと方向が見えてきます。

面談ブースで皆さまとお話しさせていただくことによって、そういったお話しを見い出せたらなと思い、日々仕事をしています。


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