NEC、タブレットで設備の点検管理業務を効率化するソリューションを発売FAニュース

「フィールド業務支援ソリューション」現場作業員がタブレットを活用して作業時の状況や点検結果を入力、管理者が入力されたデータを一元的に管理。

» 2013年12月24日 07時30分 公開
[MONOist]

 NECとNECフィールディングは2013年11月25日、公共・民間のさまざまな施設、防災など、点検業務関連市場に向け、タブレットを活用することで業務を効率化する「フィールド業務支援ソリューション」を販売開始すると発表した。

 このソリューションは、現場作業員がタブレットを使って作業時の状況や点検結果を入力し、管理者が入力されたデータを一元的に管理するもの。作業者のタブレットと管理者のPCに導入するソフトウェア「フィールドマネージャー」、NEC製タブレット端末「LifeTouch L」「利用環境の基本設計サービス」「テンプレート作成基本サービス」で構成する。

 現場作業員が、作業時の状況や点検結果を従来の「紙帳票」と同様に、タブレット端末で作業テンプレートに入力する。再入力時の手間や転記ミスがなくなり報告書の作成時間を大幅に短縮することができる。従来は把握が困難だった作業経過やリアルタイムの点検結果、作業データの一元管理が可能となり、管理品質が向上する。さらに、通信環境がない作業現場でも通信環境がある場所からアクセスし、アップロードできる機能も搭載している。

 フィールド業務支援ソリューションの最小構成価格は83万6900円(税別)から。NECとNECフィールディングは、今後3年間で3万ライセンスの販売を目指すとしている。

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