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» 2014年01月14日 10時00分 UPDATE

PTC CADセグメントEVP マイケル・キャンベル氏:オープネスに進化させるPTC CreoでCADビジネスのさらなる飛躍を!

CAD/PLMベンダー PTCの2013年度第4四半期(7〜9月期)は、CADのライセンス売り上げが過去5年間で最高だった。PTC CADセグメント エグゼクティブ バイス プレジデントのマイケル・キャンベル氏は、この勢いを維持し2014年はさらなる飛躍を目指したいと語った。

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さまざまな人に3次元データの恩恵を! PTC Creoならではの強み

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――3次元CADにはさまざまなものがありますが、PTC製品の注目すべき特徴は何でしょうか?

マイケル・キャンベル氏 他社との違いは大きく2つある。1つは多機能で大きなソフトウェアを提供するのではなく、機能を分割してユーザーに必要なものだけを使ってもらう”アプリ”という考え方だ。これにより、CADはユーザーに理解しやすく使いやすいものになる。設計部門が作った3次元データにはさまざまな情報が詰まっている訳で、これを設計部門だけでなく、製造や生産技術、サービス部門でも3次元データを活用してもらいたい。

 もう1つはモデリングのアプローチのやり方だ。PTCはもともとパラメトリックCADである「Pro/ENGINEER」を開発していた。2007年にダイレクトモデリングCADのマーケットリーダーだったコクリエイト・ソフトウェアを買収。この2つのテクノロジーを合わせることで、Pro/ENGINEER の3次元パラメトリックだけでなく、「CoCreate」の3次元ダイレクト、そして2次元、特に上流のプロセスに対応した製品がそろい、従来はなかったような柔軟性あるテクノロジーをユーザーに提供できるようになった。いろいろなアプリを提供し、それぞれで作成されたデータはどのアプリでもシームレスに活用できる。これが他社と決定的に違うところだ。柔軟性と小さめなアプリを提供することの組み合わせによって、PTCならではの強力な環境を提供する。

――「PTC Creo」は昨年(2013年)仮想デスクトップへ対応しましたが、ユーザーの反応はいかがですか?

キャンベル氏 2013年6月にPTC Creoの仮想デスクトップ対応を発表したが、ユーザーからの反応は非常にポジティブだ。データを集中管理できるようになり、設計のIP保護にもかなり貢献できると期待されている。ユーザー企業自身で仮想化に取り組んでいたところもあるが、PTCがやってくれるのはありがたいという声もある。発表当初は、Citrix、Nvidia、IBMとパートナーシップを組んだが、ユーザーの反響を受け、VMwareとも話し合いを始めている。

PTC Creoへ移行するメリットは、何といっても「生産性向上」

――PTCの旧製品であるPro/ENGINEERやCoCreateのユーザーがPTC Creoに移行することのメリットは?

キャンベル氏 まずPro/ENGINEERユーザーに向けて。PTC CreoにはPro/ENGINEERにあったすべての機能があり、移行によってできなくなることは何もない。移行のメリットは、大きくはシステムレスポンスが向上していること。生産性向上に繋がる機能が盛り込まれ、エンドユーザーの生産性は平均で10〜20%向上している。もちろん新たな機能・技術を追加したアプリも出している。例えば「PTC Creo Direct」はPTC Creoをベースにしたダイレクトモデリングアプリ、「PTC Creo Flexible Modeling」はパラメトリック環境でダイレクトモデリングのような環境モデリングをするもの、「PTC Creo Layout」は構想設計、「PTC Creo Options Modeler」は素早くバリエーションを検討するためのもの。これらはPTC Creoでなければ使えず、多くのユーザーがそのためにPTC Creoに移行している。

 次にCoCreateユーザーに向けてだが、現在CoCreateのデータはPTC Creoと部分的に互換性がある状態だ。PTC Creoプラットフォーム上にダイレクトモデリング機能を開発しつつあり、CoCreateユーザーの中には、PTC Creoのダイレクトモデリング機能でも十分ということや、パラメトリックの重要性からPTC Creoに移行したユーザーもいる。しかし一部のユーザーは、「PTC Creo Elements/Direct Modeling」(CoCreateの後継バージョン)に移行せず、CoCreateを使い続けている。後者のユーザーに向けても、今後、機能を充実させていく。データの互換性向上の作業は継続しており、2014年にはPTC Creo 3.0、次にPTC Creo Elements/Direct Modelingの新バージョンを出す。2015年以降に出るその次のバージョンでは、CoCreateユーザーにも満足してもらえるものが、PTC Creoプラットフォーム上に構築できるだろう。

――これからのPTC Creoはどのように進化していきますか?

キャンベル氏 短期的には2014年に出すPTC Creo 3.0ではオープン性(Openness)を重視し、他社の3次元CAD「SolidWorks」や「CATIA」、「NX」などのデータをこれまでになかったレベルで簡単に扱えるようになる。これにより協力会社とのコラボレーションも容易になる。社内で異なるCADを使っているところも多いが、他社のCADデータが扱いやすくなることでPTC Creoをベースに統合してもらえるのではないかと考えている。

 さらに将来、新しい機能を増やしながら既にある機能も分割してアプリの数を増やし、ユーザーの役割や作業内容に応じて使ってもらえるようにする。まず2014年には、UIはPTC Creoそのままでファイルの読み込み/書き出し機能や、PTCのPLMである「PTC Windchill」との連携機能などを持たせた”空のアプリ”を提供する。これはソフトウェア開発パートナーにPTC Creoのアプリを簡単に開発してもらうためのもので、例えばPTCが出していないCFD(流体解析)機能を持ったアプリを、パートナーが開発できるようになる。

PTCの2014年は、より飛躍の年にしたい

――2013年はPTCにとってどんな年でしたか?

キャンベル氏 グローバル経済、特に欧州の製造業は平均で4%ぐらい売り上げが落ちるという厳しい状況で、なかなか製品を購入してもらえなかった。2013年度(2012年10月〜2013年9月期)当初はPTC Creoに移行したユーザーの割合は約15%だったが、2013年10月にはようやく35%ぐらいになった。これは2013年度がちょうどPTC Creoの導入・活用が増え始めたことを意味する。2013年度第4四半期(7〜9月期)はCADのライセンスの売り上げが過去5年間で最高となり、いい形で終えることができた。

――2014年のPTC、キャンベルさんのテーマ、目標は?

キャンベル氏 2013年度全体を見ると、売り上げの伸びは前年度比で数%にとどまったので、それをもっと大きなものにしたい。PTC Creoに移行するユーザーをもっと増やして、2014年度末(2014年9月)には移行ユーザーの割合を75%まで引き上げたいと考えている。PTC Creoに移行してもらうことで、ビジネスとしても新たに提供を始めた技術や製品を使い始めていただくことになるし、これまでPTC Creoに盛り込んできたさまざまな機能を活用いただける。2013年度第4四半期のよい流れを受けて、2014年はPTCにとって非常にいい1年になるだろう。

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提供:PTCジャパン株式会社
アイティメディア営業企画/制作:MONOist 編集部/掲載内容有効期限:2014年2月13日

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