日産「リーフ」がグローバル累計販売で10万台を達成、2013年の1年間で倍増電気自動車

日産自動車は2014年1月20日、電気自動車(EV)「リーフ」のグローバル累計販売台数が10万台に達したと発表した。5万台を達成するのに2年強を要したが、今回その2倍となる10万台を達成するのには約1年しかかかっていない。

» 2014年01月20日 19時00分 公開
[朴尚洙,MONOist]
「リーフ」の特別仕様車「エアロスタイル」

 日産自動車は2014年1月20日、電気自動車(EV)「リーフ」のグローバル累計販売台数が10万台に達したと発表した。また、EVの世界市場においても、リーフのシェアが45%になったとしている。

 リーフは、2010年12月に日本で発売された。その後、米国や欧州など販売地域を拡大し、現在では35カ国で販売されている。特に、2013年初頭から北米市場で安価なモデルの販売を開始して以降、販売台数の伸びが顕著になっている。リーフは、2013年2月にグローバル累計販売台数で5万台を達成しているが(関連記事:日産「リーフ」が世界累計販売5万台を達成、2年間で17万5000km走る猛者も)、今回その2倍となる10万台を達成するのに約1年しかかからなかった。他にも、自動車の二酸化炭素排出量の削減に注力しているノルウェーでは、2013年10月のガソリン車を含めた自動車販売台数ランキングでトップに立つなどしている。

「リーフ」の特別仕様車「エアロスタイル」 2014年1月8日に発売された「リーフ」の特別仕様車「エアロスタイル」。販売台数の増加もあって、こういったスタイルを重視した仕様の車両も発売されるようになっている(クリックで拡大) 出典:日産自動車

 日産自動車は、リーフに続くEVとして、2014年に欧州と日本でバンタイプの商用車「e-NV200」を発売する。また、2014年6月に開催される「ル・マン24時間耐久レース」において、リーフの技術を応用した電動レースカー「ZEOD RC」で参戦する予定だ(関連記事:日産の電動レースカー「ZEOD RC」はエンジン走行も可能? 2014年のル・マン参戦)。

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