日本アビオニクス、接合品質を向上させるモーターコントローラと駆動ユニット発売FAニュース

同社のパルスヒート/抵抗溶接機ヘッドと組み合わせて使用することで、金属溶接、はんだ付け、樹脂熱加工の接合信頼性を向上する。

» 2014年03月18日 10時18分 公開
[MONOist]

 日本アビオニクスは2014年1月14日、モーターコントローラ「CNT-320」とモーター駆動ユニット「NA-202P」を発売した。情報機器分野で求められる精密な接合や、自動車部品分野の樹脂熱溶着で求められる美観と熱ダメージ低減に応える製品。

 CNT-320とNA-202Pは、同社パルスヒートおよび抵抗溶接機のヘッドと組み合わせて使用することで、高い位置決め制御(モータ駆動分解能は1μm)と、高加圧(最大加圧300N)を実現した。

 安定した品質実現のため、接合中の変形状態をセンサーで感知して設定した加圧を保持する加圧安定機能や位置制御機能など、接合品質を向上する機能を備えた。セッティング状態のモニタリング機能により、接合部品への接触位置を検知し、部品の有無やワークセッティングミスによる不良発生も減らせる。

 スマートフォンなどの高密度実装やモータのフュージング、樹脂部品の熱カシメ、車載用樹脂部品などの高信頼性溶着などの用途を想定している。

photo 「モータコントローラとモータ駆動ユニット」

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