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» 2014年04月14日 11時47分 UPDATE

MEDTEC Japan 2014:機器のスマート化を可能に、村田製作所のI2C内蔵RFIDタグ用デバイス

村田製作所は、I2Cインタフェースを備えたRFID(Radio Frequency Identification)タグ用デバイス「マジックストラップ」(LXMS2HACNF-165)を展示した。医療・ヘルスケア機器のスマート化に向けて、最新の無線通信とセンシング技術を提案する。

[馬本隆綱,MONOist/EE Times Japan]

 村田製作所は、医療機器設計/製造の総合展示会「MEDTEC Japan 2014」(2014年4月9〜11日、東京ビッグサイト)において、I2Cインタフェースを備えたRFID(Radio Frequency Identification)タグ用デバイス「マジックストラップ」(LXMS2HACNF-165)を展示した。マジックストラップを介して、組み込み機器の制御プログラム変更や、さまざまなデータの収集などをワイヤレスで行うことができる。医療・ヘルスケア機器のスマート化に向けて、最新の無線通信とセンシング技術を提案する。

 LXMS2HACNF-165は、外形寸法が2.5×2.0×1.0mmと小さいSMDタイプのマジックストラップである。ISO/IEC 18000-6 Type CやEPC/gC1G2の規格に適合している。読み取り距離はアンテナの形状などにもよるが最大2m、搭載しているメモリ容量は3328ビットである。会場では、LXMS2HACNF-165とI2Cインタフェースで接続されたショックセンサーなどが実装されたセンサーモジュール基板を用い、基板に衝撃が加わった時のデータをセンサーで検知し、RFIDタグからそのデータを外部のリーダー・ライターで読み取ってPCに表示するデモを行った。

tm_140414murata01.jpg I2Cインタフェースを備えたRFIDタグ用デバイス「マジックストラップ」(LXMS2HACNF-165)を実装したセンサーモジュール基板とリーダー・ライターの外観 (クリックで拡大)

 LXMS2HACNF-165は、同社が推奨する設計パターン(5×10mm)を利用すると、実装用の基板自体をアンテナにすることが可能となり、専用のアンテナを設計する必要はない。また、RFICタグの電源がオフの状態でも、リーダー・ライター側から電力が供給されるため、ICタグのメモリにアクセスし、データを書き込み/読み出しすることが可能だ。「この機能を活用して、携帯端末など仕向け先や地域別に異なる機能の設定を、出荷直前に行うことが可能である」(説明員)と話す。

 例えば、携帯端末本体にいくつかの「動作モード」を事前に組み込んでおく。機器の出荷前に、リーダー・ライター側から機能させたい動作モードをRFICタグに送信する。リーダー・ライター側から電力が供給されるため、機器の電源がオフの状態でもRFICタグ内のメモリに、送信された動作モードのデータが記憶される。出荷先で携帯端末の電源をオンにすると、スタートアップシーケンスがRFICタグ内のメモリに記録された動作モードを確認して、機器本体が使用環境に合わせた機能に設定される。

 これ以外の用途においても、患者の検温データなどを無線通信で転送することや、物流業務における温度/湿度/衝撃のデータ収集や管理などをワイヤレスで容易に行えるという。同社は、I2Cインタフェース機能がついていない小型RFタグ用のマジックストラップも用意しており、医療機器や薬剤の管理、ヒューマンエラー対策などの用途に供給している。


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