カシオがG-SHOCKっぽいタフネス仕様の電卓を発売――土木測量向けにちょっと欲しいぞ、この電卓

カシオ計算機は、土木測量専業電卓「fx-FD10 Pro」を2014年4月25日に発売すると発表した。測量に役立つプログラムを搭載するとともに、屋外の操作でも安心なタフネス性能を備えるのが特徴だ。

» 2014年04月16日 16時41分 公開
[MONOist]
fx-FD10 Pro

 カシオ計算機は2014年4月16日、土木測量専業電卓「fx-FD10 Pro」を同年4月25日に発売すると発表した。測量に役立つプログラムを搭載するとともに、屋外の操作でも安心なタフネス性能を備えるのが特徴。

 関数電卓は携帯性に優れ、すぐに計算できることから、土木測量分野では測量機器とともに活用されている。同社の関数電卓においても、多彩な内蔵プログラムや高い操作性などが好評で、教育分野のみならず、土木測量分野のエンジニアにも利用されているという。

土木測量専業電卓「fx-FD10 Pro」 土木測量専業電卓「fx-FD10 Pro」(出典:カシオ計算機) ※画像クリックで拡大表示

 こうしたニーズを受け、同社は高い耐衝撃性能とIP54準拠の防沫・防塵性能を備えた“土木測量専業電卓”を開発。関数電卓開発で培ったノウハウを駆使し、測量結果からその土地の図面情報を計算する際に役立つ「トラバース計算」や、道路を施工する際のカーブの計算に役立つ「単心曲線要素計算」など、土木測量の現場で役立つ21種の基本公式プログラムを搭載する。

 バックライト付きの表示部と操作キーの採用で、暗い場所での操作も可能。実行したいプログラムを片手操作で検索できるサイドキー、ぬれた手でも滑りにくいエラストマ素材をボディに採用するなど、土木測量の現場利用に十分耐えられる実用性を備えている。

液晶表示 128×64ドット、バックライト付き
操作キー 38キー+3サイドキー、バックライト付き
メモリ ユーザーメモリ:最大6万2000バイト
ストレージメモリ:最大1Mバイト
システム SDカード対応、USB(マスストレージ)、CSVファイル取り込み機能、プログラム変換機能
ソフトウェア 単位換算(107単位)、土木測量分野基本公式プログラム(21種)、統計計算機能、表計算機能(スプレッドシート)、度分秒結果表示
プログラム プログラム簡単呼び出しキー、実行履歴機能、プログラム実行制御(条件ループ、条件分岐、サブルーチン、Break、Returnなど)
防水保護規格 IPX4(防沫型)
防塵保護規格 IP5X(防塵型)
使用温度 0〜40℃(アルカリ乾電池使用時)、-5〜45℃(ニッケル水素電池使用時)
電源 単4形アルカリ乾電池4本または単4形ニッケル水素電池4本
電池寿命 アルカリ乾電池使用時:約200時間
ニッケル水素電池使用時:約120時間(参考値)
サイズ・質量 サイズ:21.0×88.5×177.5mm
重さ:約250g(電池込み)
表1 主な仕様

正面&バックライト点灯時 製品正面とバックライト点灯時のイメージ(出典:カシオ計算機)

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