お絵かき感覚? 子どもでも3Dモデリング&プリント体験できる「3D Magic Egg」を発売――アンドール3Dプリンタニュース

アンドールは、パーソナル3Dプリンタ「MF-1000A」、初心者向け3次元モデル作成ソフト「Sunny 3D」などを同梱した3D造形システム「3D Magic Egg」を2014年5月下旬から発売する。

» 2014年04月24日 11時25分 公開
[笹本理乃,MONOist]

 アンドールは2014年4月22日、初心者向け3D造形システム「3D Magic Egg」を同年5月下旬より発売開始すると発表した。同製品は、パーソナル3Dプリンタ「Value3D MagiX MF-1000A」(以下「MF-1000A」)、3次元モデルが簡単に作成できるソフト「Sunny 3D」、解説本「かんたん3Dモデル作成ガイド」、総合型3次元CG作成ソフト「Shade 3D」を同梱したもの。価格は21万円(税別)。

初心者向け3D造形システム「3D Magic Egg」

 Sunny 3Dは、アンドールがCG製作ソフトウェアメーカーのイーフロンティアと共同で開発。アイコンは数個しかなく、フリーハンドで立体の基になる絵が描ける。細かい仕上げや調整はできないが、3次元モデルの初心者でも簡単に操作可能だ。また、Shade 3Dを使えば複雑な造形物も作成可能だ。

 MF-1000Aは、ムトーエンジニアリングの新製品。高温で溶かした樹脂を何層にも重ねていく熱溶融積層方式(FDM)を採用している。最大造形サイズは200×200×170mmで、最小積層ピッチは0.05μm、入力データ形式はSTL、対応OSは、Windows、Mac OS X。

 3D Magic Eggは発売に先駆けて、2014年4月23〜25日まで開催中のナノ・マイクロ ビジネス展(会場はパシフィコ横浜)のアンドールブースで展示されている。

アンドールのブース

 「Sunny 3Dはコマンド数を10個程度に絞っていて、子どものお絵かきが即、立体になる感じ。初めて3次元モデリングを体験したモニターの女性は、約1時間で簡単な3Dモデル作成から出力まで自力でできた」(同社)という。

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