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» 2014年04月25日 12時00分 UPDATE

製造ITニュース:「3年で2倍はもう見えた」中堅製造業グローバル化の波に乗るインフォアの戦略

インフォアジャパンは事業戦略説明会を開催。「今後3年間で売上高を2倍」としていた目標に対し、順調に推移していることを示した他、「クラウド事業の拡大」「包括的パートナーエコシステムの構築」「マイクロバーティカル戦略」の3つの戦略を推進していく方針を示した。

[三島一孝,MONOist]
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 インフォアジャパンは2014年4月24日、事業方針説明会を開催した。「今後3年間で売上高2倍」と掲げた目標に対し、2014年5月期の第1〜3四半期(2013年6月〜2014年2月)の実績は対前年比44%増となっており、順調な推移を示した他、「クラウド事業の拡大」「包括的パートナーエコシステムの構築」「マイクロバーティカル戦略」の3つを柱とし、日本市場でのビジネス拡大を目指す方針を示した。

 同社は2013年7月に現在の代表取締役社長の尾羽沢功氏が就任。「今後3年間で売上高を2倍にする」ことを目標に掲げ、さまざまな施策を進めてきた。既存顧客に向けたアカウントマネジメントの強化を図った他、グローバルネットワークを生かした日系企業の海外展開のサポートを強化した。これらが評価を受け、2014年度(2014年5月期)の第1〜3四半期(2013年6月〜2014年2月)の売上高は、対前年比44%増と大きく成長。またインフォセンス、DHI、日揮情報システム、ネオアクシスの4社と新規パートナー契約を行うなど、順調な推移を見せた。2014年4月には東京本社を移転するなど、さらなる成長に向けた体制を整えている。

尾羽沢氏 インフォアジャパン 代表取締役社長の尾羽沢功氏

 成長の原動力となったのが、売上高規模が500〜1000億円クラスの中堅製造業におけるグローバル化需要だ。日系製造業にとって、グローバル化は大きなテーマとなっているが、現在体制構築に向けた投資を活発に行っているのが、これらのクラスの中堅製造業だからだ。

 尾羽沢氏は「このクラスの中堅製造業はもともとインフォアが強かった領域。中堅製造業では『日本(本社)では既にERPは導入しているが海外拠点は導入していない』というケースがまだまだ多くERP導入を検討しているところは多い。さらにインフォアのシステムは短期間で低価格で導入が可能な点が評価を受けている」と好調の要因を語る。

クラウド、パートナーエコシステム、マイクロバーティカルの3本柱

 同社は、「クラウド事業の拡大」「包括的パートナーエコシステムの構築」「マイクロバーティカル戦略」の3つを柱とし、成長を推進する方針を示している。クラウドについては、グローバルで急成長を遂げており「日本でもクラウドスイートを展開し、世界の流れに追随している」と尾羽沢氏は話す。

 また、パートナーだけで簡単に導入が進められる仕組みとして進める「パートナーエコシステム」の強化や、「マイクロバーティカル(業種・業界別に特化した機能)」による業界別ソリューション提案の推進を図っていく。業界別ソリューション提案については「従来は業界別の営業体制を整えただけだったが、今後は技術部門も業界別の組織を配置し、それぞれに技術的な要望でも応えていけるようにする」と尾羽沢氏は語っている。

 また、尾羽沢功氏は「3年で2倍という高い目標を掲げて取り組んできたが、この目標についてはほぼ達成が見えてきた。今後はさらなる成長に向けた取り組みを強化していく」とし、飲料や食料品など新たな業界の顧客取り込みや、人事やCRMなど新たな製品の展開にも取り組む方針を示している。

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