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» 2014年05月01日 12時50分 UPDATE

製造IT導入事例:コマツがグローバルSCMの業務解析ツールを導入――補修部品在庫を最適化

コマツはグローバルSCMの情報分析プラットフォームとして、連想型高速インメモリBIプラットフォームである「QlikView」を採用した。導入を行ったアシストとクリックテック・ジャパンが発表した。

[MONOist]
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 小松製作所(以下、コマツ)は2014年4月30日、グローバルSCMの情報分析プラットフォームとして、連想型高速インメモリBIプラットフォームである「QlikView」を2012年8月に導入していたことを明らかにした。導入を行ったアシストとクリックテック・ジャパンが発表した。

 コマツはグローバルで建設・鉱山機械(建機)を展開している。建機の安定稼働には補給部品が欠かせないが、部品マスターが200万件以上もある中、グローバル拠点に点在する部品在庫は膨大な量となる。この部品在庫の最適化を1つの課題として捉えていた。これを解決するために、これらのデータを現場の担当者が自由自在に扱い、個々の業務課題を解析するための仕組みを模索していたという。

 そこでコマツは、このような業務上の課題を、集計化されたダッシュボードのデータから読み解くのではなく、さまざまな明細データを直接解析することで発見し、業務上のアクションにつなげるためのBIプラットフォームとしてQlikViewを採用。同プラットフォームを活用することで部品在庫最適化に取り組むという。

 QlikViewを選んだ理由としては、さまざまなデータソースからデータをQlikViewに取り込み、データ相互の関連性を見つけられる点、明細データまでドリルダウンできる点、入出庫日付やストックポイントなどさまざまな視点から分析できる点、などがあるという。

 コマツは、機械稼働管理システム「KOMTRAX」により世界に広がる33万台以上の建機の稼働や販売状況を集中管理して事業経営に活用するなど、ICT活用を戦略的に進めビジネスモデル変革に取り組んでいる。

 2012年8月のQlikViewの利用開始以降、コマツは建機補給部品ビジネスにおける在庫削減に成功。またKOMTRAXの稼働状況の可視化と分析にも活用しており、精度の高い生産計画にも活用できているとしている。



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