パナソニック溶接システム、切断性能向上と長寿命化したエアプラズマ切断機を発売FAニュース

切断性能を左右するエア圧力監視機能とワークに応じた切断条件を自動決定する切断ナビを全機標準搭載した。

» 2014年05月07日 07時30分 公開
[MONOist]

 パナソニック溶接システムは2014年4月21日、フルデジタル溶接機シリーズの最新機種としてフルデジタルエアプラズマ切断機「YP-035/060/080PF3」を6月24日より発売すると発表した。

 エアプラズマ切断法は作動ガスであるエア圧力や電流などを適切に設定しないと、切断性能や消耗部品の寿命に悪影響を与える。しかし、これらの設定を調整する手間をできるだけ省きたいという要望が多く寄せられていたという。

 新製品は、切断性能を左右するエア圧力監視機能とワークに応じた切断条件を自動決定する切断ナビを全機標準搭載。切断性能の向上と消耗部品の長寿命化を両立した。

 またYP-035PF3には塗装鋼板切断機能を、YP-060/080PF3にはエアプラズマガウジング機能を搭載。これによりカーボン電極を使用したエアアークガウジングの騒音から解放され、作業環境の改善が見込まれる。さらに、過酷な現場環境にも耐える堅牢な段積み構造を全機種標準採用した。

 希望小売価格(税別)は、YP-035PF3が44万3000円、YP-060PF3が52万8000円、YP-080PF3が71万4000円。月間生産台数はそれぞれ50台、60台、40台。

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