日立産機システム、超高効率変圧器「SuperアモルファスZero」シリーズを受注開始FAニュース

アモルファス変圧器「SuperアモルファスX」シリーズをモデルチェンジ。鉄心素材に最新のアモルファス合金を採用し、無負荷損を大幅に低減した。

» 2014年05月08日 07時30分 公開
[MONOist]

 日立産機システムは2014年4月23日、超高効率変圧器「SuperアモルファスZero」シリーズの受注開始を発表した。「SuperアモルファスX」シリーズをモデルチェンジしたもので、無負荷損(待機電力)を大幅に低減した。

 2014年4月から省エネ法特定機器変圧器の第二次判断基準に適合する「トップランナー変圧器2014」に切り替えるように義務付づけられている。SuperアモルファスZeroシリーズは、同基準に適合する以上の高効率性を実現。鉄心素材に最新のアモルファス合金を採用し、無負荷損を大幅に低減した。

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 また転倒試験や加振試験を実施し、耐震性・防災性を強化。工場をはじめ、高層ビル、公共施設、地下施設、病院、ホテルなど、幅広いニーズに対応できるという。また、変圧器の端子変位量はJEM-TR252(配電用変圧器の変位量抑制指針)以下に抑制し、盤との相対変位抑制にも対応している。

 ラインアップは、油入変圧器のPシリーズ、Sシリーズ、Cシリーズとモールド変圧器のMSシリーズ、MCシリーズの5タイプ。なお油入変圧器では、点検時の使いやすさを重視した排油弁、監視装置を標準装備(75kVA以上)している。

 さらに同シリーズでは、特別高圧油入アモルファス変圧器、生分解性絶縁油を採用した環境配慮型油入アモルファス変圧器、灯動共用油入・モールドアモルファス変圧器、H乾式モールドアモルファス変圧器、スコットモールドアモルファス変圧器など、ニーズに合わせた機種も対応可能だという。

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