アライの新型レーザーマーカー、手術器具のトレーサビリティ確保に最適医療機器ニュース

アライが受注を開始した新型のレーザーマーカー。従来機よりもマーキングの処理を高速化・高精度化した。主に手術器具などに2次元コードを刻印し、トレーサビリティを確保する目的で使用される。

» 2014年05月08日 15時11分 公開
[MONOist]

 アライは2014年5月1日から、新型のレーザーマーカー「BOWLIX(ボーリックス) 164F」の受注を開始した。

 従来機よりもマーキングの処理を高速化・高精度化した。ステンレスに英数字26文字分の情報量を持つ3mm四方の刻印を施す場合、所要時間は従来比で約半分の1.5秒。刻印の深さを1μm単位で制御できる。

 主に手術器具などに2次元コードを刻印し、医療機関向けシステムと連携して、トレーサビリティを確保する目的で使用されている。

 ドットレーザーマーキング技術「Bowlix」のソフトウェアを調整したことで、レーザー照射の安定性を向上。対応する素材は、ステンレスやチタン、ゴム、樹脂など。連続50万時間の使用に耐えられる。機種としては、出力10〜50Wの5モデルがラインアップされている。

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