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» 2014年05月09日 14時20分 UPDATE

組み込み開発ニュース:ArmadilloがESJの組み込み向けデータベースに対応

Empress Software Japanとアットマークテクノは、組み込み向け商用データベース「EMPRESS Embedded Database」を、アットマークテクノの組み込みプラットフォーム「Armadillo」に対応することで合意したと発表した。2014年6月中旬から、Armadilloの購入者向けにEMPRESS 組み込みDBの評価用SDKを無償提供する。

[MONOist]
組み込み開発ニュース

 Empress Software Japan(以下、ESJ)とアットマークテクノは2014年5月8日、ESJの組み込み向け商用データベース「EMPRESS Embedded Database」(以下、EMPRESS 組み込みDB)を、アットマークテクノの組み込みプラットフォーム「Armadillo」に対応することで合意したと発表した。

 2014年6月中旬から、Armadilloの購入者を対象にEMPRESS 組み込みDBの評価用SDKを無償提供する。また機器の量産時にもArmadilloと併せてEMPRESS 組み込みDBの量産用ライセンスを購入可能とすることで、少量機器にもEMPRESS 組み込みDBを採用しやすくするという。

 EMPRESS 組み込みDBは、SQLの仕様「ANSI SQL92」に完全準拠した組み込み向けデータベース。マルチプロセスタスク、ODBC/JDBCをサポートし、断電回復機能、非断片化構造、小リソース、定時制、リソース消費量の正確な予測といった機能を搭載しているという。ミドルウェアには、暗号化やレプリケーション、業務用データベース、ビッグデータと連携するM2Mレプリケーション、全文検索、絞込み検索、空間検索などの機能を備えている。

 採用実績として、北米ではNASAや米国陸海空軍など多くの公企業や研究所、民間ではBoeing、Xerox、Cisco、VeriFoneなどの大手企業、欧州ではフランス電力公社、スイス気象会社、スウェーデン海軍などの社会インフラに採用されている。日本でも、国内シェア約70%を占める大手FAメーカーをはじめ、通信キャリアの基地局の機材を提供している大手通信メーカー、ビル設備管理やアプライアンス、医療機器、ヘルスケア、複合機、テレビ放送機材の大手メーカーがEMPRESS 組み込みDBを採用している。

 Armadilloは、ARMプロセッサ搭載のCPUボードにLinuxをプリインストールした組み込みプラットフォーム。Linuxのデバイスドライバやソフトウェア開発環境なども併せて提供されるほか、長期供給の国産CPUボードであるため、組み込み機器の試作開発から量産にもそのまま利用できることが特長だ。ユーザーがゼロから基板を開発してOSを移植するなどの工数を省略でき、初期費用を抑えられる。

 また、Armadilloは有線LANや無線LANなどのネットワークインタフェースと、I2C/SPI/UARTなどのセンサー向けインタフェースを搭載している。昨今注目されている「M2M(Machine to Machine)」や「IoT(Internet of Things)」などゲートウェイプラットフォームとしても最適だという。

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