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» 2014年05月19日 10時30分 UPDATE

ESEC2014:無線メッシュ通信で建機の稼働データを収集、村田機械のM2Mデバイス

村田機械の無線LAN対応の車載M2M通信デバイスは、車両内や工場内のネットワークに用いられているCANの通信データを、Wi-Fi経由で外部に送信できる。最大の特徴は、このデバイス間で動的な無線メッシュネットワークを構築できることだ。

[朴尚洙,MONOist]
村田機械の車載M2M通信デバイスの展示

 村田機械は、「第17回 組込みシステム開発技術展(ESEC2014)」(2014年5月14〜16日、東京ビッグサイト)において、無線LAN対応の車載M2M(Machine to Machine)通信デバイスを参考出品した。

 この車載M2M通信デバイスを使えば、車両内や工場内のネットワークに用いられているCANの通信データを、Wi-Fi経由で外部に送信することができる。工場向けの装置や機械にCANを利用している村田機械の技術と、同社の子会社で各種無線通信モジュールを展開するサイレックス・テクノロジーの技術を組み合わせることにより実現した。

 最大の特徴は、複数の車載M2M通信デバイスを用いることにより、動的な無線メッシュネットワークを構築できることだ。例えば、ある工事現場で用いられている複数の建機にこのデバイスを搭載している場合には、移動する各車両の位置に応じて最適な無線メッシュネットワークを動的に構築したり、切り替えたりすることができる。また、この無線メッシュネットワークには、市販のスマートフォンやタブレット端末などを参加させることも可能。各無線端末のアクセスポイント/子機としての設定を気にすることなく無線メッシュネットワークを運用できる点もメリットになるという。

sp_140519esec_muratec_01.jpgsp_140519esec_muratec_02.jpg 村田機械の車載M2M通信デバイスの展示(左)。複数の建機に搭載すれば、移動する各車両の位置に応じて最適な無線メッシュネットワークを構築できる(クリックで拡大) 出典:村田機械

 先述した工事現場の例であれば、全ての建機の間で無線メッシュネットワークを構築できていれば、建機のECUから取り出したCANの通信データを現場監督が持つスマートフォンやタブレット端末に送信することにより、稼働データをリアルタイムで収集できる。

 車載M2M通信デバイス間の通信可能範囲は100m程度を想定。建機以外でも、CAN通信が用いられているFA機器の間や、バスのような大型車両内部の有線接続を、無線接続に変更する用途にも利用できるという。

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