アルゴシステム、用途ごとに最適なシステムを構築可能な産業用機器群を発表FAニュース

Intel Atom Bay Trailプロセッサ搭載で、Celeronプロセッサ搭載の従来製品よりCPUパフォーマンスは約2倍、グラフィック性能は約2.5倍に。一方、省エネ設計により消費電力は約半分となった。

» 2014年06月04日 09時50分 公開
[MONOist]

 アルゴシステムは2014年5月14日、用途ごとに最適なシステムを構築できるハイバリューパフォーマンスの産業用製品群「HiViPシリーズ」を発表した。

 HiViPとは「High Value included cost Performance」の略称で、「コスト性能比を含む高い価値」を持った製品の総称。同シリーズには、産業用PC「HiViP-P」、オールインワンコントローラ「HiViP-C」、高機能表示器「HiViP-G」の3種類のシリーズがある。

 HiViP-Pは、Intel Atom Bay Trailプロセッサ搭載の産業用PCで、シリーズ全体のプラットフォームになる。HiViP-Cは、HiViP-PをベースにHMIからPLC制御、多軸同期モーション制御や画像処理まで可能なオールインワンコントローラ。HiViP-Gは、HMIの他にWindowsアプリケーションやユーザアプリケーションを搭載可能。従来の表示器では不可能だった多様化・統合化ができる高機能表示器となっている。

 HiViPシリーズは、Celeronプロセッサ搭載の従来製品と比べ、CPUパフォーマンスが約2倍に向上。グラフィック性能も約2.5倍となり、これまで難しかった高精細の動画再生も容易になっている。また、CPU性能が上がった一方で、省エネ設計により消費電力は従来製品の約半分となった。さらに、APシリーズは厚み40mmの薄型設計となっている。

photo HiViPシリーズ
photo HiViPシリーズ概要

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