富士電機、トップランナー基準対応の新「低圧三相プレミアム効率モータ」を発売FAニュース

省エネ法に定められた基準エネルギー消費効率値を上回る製品。同社従来製品と比較してモータ損失を平均30%削減し、消費電力を大幅に減らすことができる。従来製品とはモータ枠番・取り付け寸法を同一にし、置き換えも容易になっている。

» 2014年07月08日 09時30分 公開
[MONOist]

 富士電機は2014年6月19日、トップランナー基準に対応した新たな「低圧三相プレミアム効率モータ」を発売した。

 トップランナー基準とは、製造事業者などに省エネ製品の製造を促すための基準値を設定し、それをクリアするよう課した「エネルギーの使用の合理化に関する法律(省エネ法)」の中で、特定機器について定めたもの。これにより、2015年4月以降に出荷されるモータは、定められた基準エネルギー消費効率値(目標基準値)を満たす必要がある。

 今回発売された低圧三相プレミアム効率モータは、このトップランナー基準に対応した製品。低損失な電磁鋼板を採用し、巻き線量を増やすために固定子鉄芯の溝形状を最適化するなど、同社従来製品に対してモータ損失を平均30%削減した。これにより消費電力量を大幅に減らすことができる。

photo 低圧三相プレミアム効率モータ

 また、従来製品では周囲温度−20〜+40℃だった使用環境が、本製品は−30〜+50℃に対応可能となっている。さらに屋外に設置するモータは、グローバルスタンダードの保護等級IP55(従来製品IP44)に強化し、1台で200V級・400V級の電圧に対応できる。屋内型はIP44で、200/200-220Vまたは400/400-440Vとなっている。

 なお、従来製品とはモータ枠番・取り付け寸法を同一にし、置き換えも容易になっている。


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