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» 2014年07月17日 17時40分 UPDATE

組み込みニュース:“世界初”をうたう組み込み用スーパーコンピュータ「NVIDIA Jetson TK1」とは?

NVIDIAはGPUコンピューティングイベント「GTC Japan 2014」に併せて記者会見を開き、同社が「モバイルスーパーコンピュータ」と呼ぶ「NVIDIA Jetson TK1」についての説明を行った。これは同社のモバイルプロセッサ「Tegra K1」をベースとする組み込み開発キットで、国内では2万4000円(税別)で販売されている。

[陰山遼将,MONOist]
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 NVIDIAは2014年7月16日、GPUコンピューティングイベント「GTC Japan 2014」(2014年7月16日、東京ミッドタウン)に併せて記者会見を開き、同社が「世界初」をうたう組み込み用モバイルスーパーコンピュータ「NVIDIA Jetson TK1」(以下、Jetson TK1)についての説明を行った。Jetson TK1は日本国内では2014年5月より、菱洋エレクトロから販売されている。定価は2万4000円(税別)。

rk_140716_jetson01.jpg 「Jetson TK1」の実機(クリックで拡大)出典:NVIDIA

 Jetson TK1はNVIDIAのモバイルプロセッサ「Tegra K1」を中核とする組み込み開発キットだ。Tegra K1は「NVIDIA Kepler」アーキテクチャをベースとする、192個のCUDAコアGPUを搭載したプロセッサ。300GFLOPS以上の浮動小数点演算性能を、5Wの消費電力で得られるという。

 Jetson TK1に搭載されるメインメモリの容量は2Gバイトで、ストレージは容量16GバイトのeMMCを利用できる。インタフェースには、mini PCIe、USB3.0、SATA、RS232規格のシリアルポートや、追加ディスプレイ用拡張ポート、高帯域幅のカメラインタフェースなどを備えている。

rk_140717_jetson02.jpg 「Jetson TK1」の機能ブロックダイアグラム(クリックで拡大)
rk_140717_jetson03.jpg NVIDIAのJesse Clayton氏

 説明を行ったNVIDIA Jetson TK1 プロダクトマネージャのJesse Clayton氏は「Jetson TK1は包括的な開発キットであり、新しいアプリケーションやその可能性を引き出すもの。コンピュータビジョン、ロボット工学、自動車、医療、セキュリティ分野での利用をターゲットとしている。日本はロボット工学への投資も推進しているが、そういった動きにも合致した開発キットだ」と話す。

rk_140717_jetson04.jpgrk_140717_jetson05.jpg GPUコンピューティング用の統合開発環境「CUDA」とコンピュータビジョンツールキット「NVIDIA VISIONWORKS」(クリックで拡大)出典:NVIDIA

 Jetson TK1は、NVIDIAが提供するGPUコンピューティング用の統合開発環境「CUDA」にも対応しており、開発者はC言語ベースで開発を行うことができる。また、同社が提供しているコンピュータビジョンツールキット「NVIDIA VISIONWORKS」にも対応している。Clayton氏は「組み込み業界の課題の1つとして、開発の複雑性がある。それは、組み込みのソリューションが非常に高度であることに起因している。NVIDIAはJetson TK1と同時に、CUDAなどのさまざまな開発ツールの提供や、プロジェクトのサポートを行っており、開発者は迅速に最大のパフォーマンスを発揮することができる」と語った。

 また、同氏は日本市場におけるJetson TK1の販売について「当初の私たちの予想を上回る速度で購入されている。Jetson TK1は組み込み市場において、新たな製品の開発やクリエーションの進化に貢献できる」としている。

rk_140717_jetson06.jpg 会場では「Jetson TK1」を用いたデモも行われた。写真は「CUDA」で開発された開発された波のシミュレーションを、Jetson TK1で出力したもの(クリックで拡大)

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