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» 2014年07月23日 13時50分 UPDATE

安全システム:ボルボの新型「XC90」は道路からの逸脱時に乗員を守る、出会い頭衝突も回避

Volvo Cars(ボルボ)は、2014年8月に市場投入するSUV「XC90」の新モデルに「世界初」(同社)の安全システムを2つ搭載すると発表した。1つは、道路からの逸脱時の衝撃から乗員を守る「Run-off Road Protection」。もう1つは、交差点などでの出会い頭衝突を防ぐ「Auto Brake at Intersections」である。

[MONOist]
「Run-off Road Protection」のイメージ

 Volvo Cars(ボルボ)は2014年7月22日(欧州時間)、同年8月に市場投入するSUV「XC90」の新モデルに「世界初」(同社)の安全システムを2つ搭載すると発表した。

 1つは、何らかの理由で道路から逸脱した際に乗員を保護する「Run-off Road Protection」である。交通事故による死亡や大けがのうち、道路からの逸脱によるものは大きな割合を占めている。例えば、米国では交通事故死の半分が車線逸脱が原因であり、スウェーデンでは乗用車の命に関わる重大事故のうち3分の1が単独事故だという。

 ボルボは、道路からの逸脱によって発生する事故や負傷について調査を重ねた。そして、そういった状況に陥ったときに乗員が大けがにならないように保護する「Safe Position」を開発した。Safe Positionでは、道路から逸脱したことを認識し、車両に慣性が掛かって移動している間はシートベルトを巻き上げて乗員を固定する。

sp_140723volvo_01.jpgsp_140723volvo_02.jpg 「Safe Position」のイメージ。道路から逸脱したことを認識するとシートベルトを巻き上げて乗員を固定する(左)。また、舗装していない地面への落下を想定し、垂直方向に掛かる衝撃を吸収するために座席とフレームクッションの間にエネルギーを吸収する機構を組み込んでいる(クリックで拡大) 出典:Volvo Cars

 また、道路からの逸脱=舗装していない地面への落下を想定し、垂直方向に掛かる衝撃を吸収するために座席とフレームクッションの間にエネルギーを吸収する機構を組み込んだ。この機構によって、垂直方向に掛かる衝撃を3分の1まで減らすことが可能で、脊椎を負傷しなくて済ませられるとしている。

 もちろん、道路からの逸脱を未然に防ぐためのシステムも搭載されている。車線を逸脱しようとすると車線を維持する方向にステアリングにトルクを加える「Lane Keeping Aid」や、道路からの逸脱の主な原因となっている、ドライバーの疲労や不注意を検知し警告する「Driver Alert Control」などである。

 もう1つは、交差点などでの右折/左折の際に発生する可能性のある出会い頭衝突を避ける「Auto Brake at Intersections」である。

「Auto Brake at Intersections」の動作イメージ 「Auto Brake at Intersections」の動作イメージ(クリックで拡大) 出典:Volvo Cars

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